[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

「東京五輪で落下してよかった」 あの悲劇から92日、内村航平がやっと肯定できた理由

東京五輪予選で落下した直後の内村、この92日後に肯定できた理由とは【写真:Getty Images】
東京五輪予選で落下した直後の内村、この92日後に肯定できた理由とは【写真:Getty Images】

「体操とは」という質問、迷いなく返した答えとは

 落下から92日後、世界体操決勝は6位に終わった。でも、誰よりも「魅せた」という事実がある。

【注目】本気で野球に挑戦する親子必見! 各分野のプロが動画解説、日本最大級野球スキル動画配信サービス「TURNING POINT」の公式LINEはこちら

「東京五輪は出たいというのもあったけど、自分の中では結果が全て。五輪で金メダルを獲るのが最大の目標で、結果にもこだわってやるのは当然のことだと思っていた。それが予選落ち。でも、あれがないと今日の着地に繋がらない。こんな死に物狂いで予選と決勝をやれていない。今日のためにあれはあったのかなと」

 欲を言えばキリがない。東京五輪だって個人総合で出たかった。そこでの3連覇、団体金メダル……。完璧主義者には底なしの望みがある。それでも、どれも叶わない現状を受け入れ、がむしゃらになった。

「会心の一撃」と表現した着地。東京五輪の落下からその一瞬への道は繋がっていた。だから、悲劇を肯定できた。

 なぜ体操をしているのか、競技を通じて何を表現したいのか、一つひとつの質問に丁寧に答えていく。会見で感じたのは、表面的な言葉を並べるのではなく、“自分の言葉で本心を”という姿勢。競技人生の晩年にいる今、「体操とは」という質問には迷いなく返した。

「相変わらず、僕にとって『最高』以外にない。自分が自分であることを唯一証明できるものです」

 かつてほど「完璧」ではないかもしれない。でも、泥臭く表現する体操も十二分にカッコよかった。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)

1 2
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
スポーツ応援サイトGROWING by スポーツくじ(toto・BIG)
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
#青春のアザーカット
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集