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なぜレブロンは伝説なのか? 9年指導したコーチが見た「他と違う」資質、NBAでも欠かせない基礎

米プロバスケットボール(NBA)クリッパーズの八村塁が主催する次世代育成プログラム「Daiichi Life Group Presents BLACK SAMURAI KOBE CAMP」が4日から2日間、神戸市のGLION ARENA KOBEで開催された。中高生約100人にスキルだけでなくマインドセットも叩きこんだのは、NBA屈指の現役コーチ。レブロン・ジェームズら数多くのトップ選手が師事してきた名指導者に、超一流の資質を聞いた。

レイカーズ時代のレブロン・ジェームズ(左)とフィル・ハンディコーチ(2021年撮影)【写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ】
レイカーズ時代のレブロン・ジェームズ(左)とフィル・ハンディコーチ(2021年撮影)【写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ】

Daiichi Life Group Presents BLACK SAMURAI KOBE CAMP

 米プロバスケットボール(NBA)クリッパーズの八村塁が主催する次世代育成プログラム「Daiichi Life Group Presents BLACK SAMURAI KOBE CAMP」が4日から2日間、神戸市のGLION ARENA KOBEで開催された。中高生約100人にスキルだけでなくマインドセットも叩きこんだのは、NBA屈指の現役コーチ。レブロン・ジェームズら数多くのトップ選手が師事してきた名指導者に、超一流の資質を聞いた。

「SENSEI」と書かれたTシャツを着て、汗だくになりながら声を張り上げたのは54歳のフィル・ハンディ氏。現在はNBAマーベリックスでアシスタントコーチ(AC)を務めており、レイカーズのAC時代には八村のスキルコーチを担当した。過去にはレブロン、コービー・ブライアント、カイリー・アービング、カワイ・レナードらのスキルコーチも担ったNBA屈指の指導者だ。

 初日に「派手なムーブではなく、正しい動き方を教える」と宣言したように、2日間で教え込んだのは基礎的なハンドリングやフットワークだった。ただ、一つひとつの動きには必ず意図を持たせる。ドリブルの時はボールをつく位置や目線、ボディバランスまで徹底的に意識させ、シュートの際は指先の向きまでこだわる。さらに、常に試合と同じスピード感と強度で自分を追い込むことを求めた。

「毎日だ。NBAの選手でさえ、毎日基礎的な練習をしているんだ。私がルイやレブロン、カイリーらとやっているワークアウトは全て基礎的なもの。(NBAの)トレーニングは“セクシーな(人目を引く)”ものだとみんな考えがちだが、非常にファンダメンタルな内容なんだ」

 八村が実際に披露した20分間のワークアウトも、参加者と同じく基本的な動きばかり。しかし、ドリブルの音から明らかに熱量が違った。1分1秒も無駄にしないよう、全集中で打ち込む。玉のような汗を拭った八村は「量というより質だよね。10分、15分の間でどれだけ自分を詰められるか」と、お手本を示してみせた。

 ハンディ氏は「最も重要なのはいかに効率的に取り組むかということ」と強調する。「1回1回全てに意図を込める。見た目の派手さではなく、何が実用的で、何が最高峰の舞台で役に立つかが大事なんだ。私たちは毎日基礎にフォーカスしている。まさに今日子どもたちと一緒にやったのと同じようにね」。煌びやかな舞台の裏では、地道な努力の積み重ねがある。

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