ベンチの”騒音”が高評価? 独自ルールで行動力強化…小学生から育む「スケール感」
野球を始めたばかりの子どもたちには、どのような指導者が必要なのか。DeNA・筒香嘉智外野手が故郷の和歌山に設立した少年硬式野球チーム「和歌山橋本Atta boys(アラボーイズ)」では、“スケールの大きい”選手育成を徹底している。THE ANSWERでは野球などのスポーツ界で活躍する専門家・トレーナーに子どもの「運動神経向上」をテーマに取材。代表を務める筒香の兄・裕史さんに、ユニークな小学生指導について話を聞いた。

DeNA・筒香が設立した「和歌山橋本Atta boys」…代表を務める兄・裕史さんの思い
野球を始めたばかりの子どもたちには、どのような指導者が必要なのか。DeNA・筒香嘉智外野手が故郷の和歌山に設立した少年硬式野球チーム「和歌山橋本Atta boys(アラボーイズ)」では、“スケールの大きい”選手育成を徹底している。THE ANSWERでは野球などのスポーツ界で活躍する専門家・トレーナーに子どもの「運動神経向上」をテーマに取材。代表を務める筒香の兄・裕史さんに、ユニークな小学生指導について話を聞いた。
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ボーイズリーグに所属する「Atta boys」(小学部のみ)は、筒香が2億円の私費を投じて故郷に建てたスポーツ施設「TSUTSUGO SPORTS ACADEMY」を拠点として活動している。2023年4月の設立から2年が経過。野球界の未来を担う球児たちは、個性を伸ばす指導を受け成長し続けている。
代表を務める兄・裕史さんは「試合での勝敗をみれば、まだ負ける方が多い。ですが、『この子たち、面白くなってきたな』と思える形は少しずつ見えてきました」と手応えを口にする。チーム理念でもある「自ら考え、行動する力」は徐々に浸透し、形になってきた。
ゲーム形式の練習では、独自の“採点法”で選手たちの行動力を上げている。例えば、打撃ではボールを外野の定位置まで飛ばすと1点、騒音計でベンチ内外の声を測定し大きい方に1点を加えるなど、ユニークなルールを採用。逆に道具が汚れている、守備位置までダッシュしない、などで1点減といったプレー以外の部分も大切にしている。