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名門国立大、32年ぶり全日本大学女子駅伝の裏に…共テ902点の医学部生 補助員→仲間集めて駅伝チーム結成――東北大・佐伯紅南

25日に行われた全日本大学女子駅伝(弘進ゴムアスリートパーク仙台発着・6区間の38.0キロ)に、東北大は32年ぶりの出場を果たした。2時間19分48秒の23位。もともと駅伝チームはなかったが、佐伯紅南(2年)が部員に呼びかけ、“急造”のチームを結成。予選を突破して「杜の都」にたどり着いた。

全日本大学女子駅伝の1区を走った東北大・佐伯紅南(左から2人目)【写真:山下大貴】
全日本大学女子駅伝の1区を走った東北大・佐伯紅南(左から2人目)【写真:山下大貴】

「THE ANSWER 陸上PLUS|STORY」 全日本大学女子駅伝

 25日に行われた全日本大学女子駅伝(弘進ゴムアスリートパーク仙台発着・6区間の38.0キロ)に、東北大は32年ぶりの出場を果たした。2時間19分48秒の23位。もともと駅伝チームはなかったが、佐伯紅南(2年)が部員に呼びかけ、“急造”のチームを結成。予選を突破して「杜の都」にたどり着いた。

 1年前とは違う景色が広がった。

 昨年の全日本大学女子駅伝。佐伯は第3中継所で、走り終えた選手にタオルを掛ける補助員だった。選手たちの迫力、喜怒哀楽を肌で感じた。「駅伝ってこんな感じだったな。私もチームメートと一緒にタスキをつなぎたい」。そう強く思った。

 補助員として大会を支える姿は、生中継に映っていた。周囲から「テレビ映ってたよ」と声を掛けられた。そう言われるたび、思いは増幅した。来年は絶対に選手として出るぞ――。

 前回大会で東北大の田中もえ(4年)が東北学連選抜の一員として3区を走っていた。身近な先輩が「杜の都」の駅伝を走ったこともあり、よりリアルに大学単独での出場を意識するようになった。

 ただチームは1994年の初出場を最後に大会から遠ざかり、そもそも女子駅伝チームがなかった。800メートルを得意とする選手は多かったが、長距離を専門とする選手は少なかった。「現実的ではないかな」と思ったが、熱意は持ち続けていた。

 転機となったのは、今年1月だった。国公立27大学対校駅伝に出場し、3位となった。結果を求める大会というよりは、「エンジョイ駅伝」だったが、仲間とタスキをつなぐ楽しさを共有した。

「そこで、みんなの中でも駅伝って楽しいなとなって、全日本に出られるのではないかという希望が、自然と湧き上がったんです」

 そして4月のミーティングで、佐伯は「全日本大学女子駅伝を目指したいです」との思いを、正式にチーム全体に伝えた。チームメートも賛同し、駅伝チームが“発足”。9月の東北地区選考会では出場3校中でトップ本大会の出場を決めた。仲間とともに目標へ向かい、32年ぶりの出場を実現させた。

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