人生最大の号泣から1週間「死ぬほど食べてやる」 牛丼並盛を残し体重2kg減…掴んだ全国6位のバトン――大分雄城台・望月あおい

「吐きそうになりながら…」 泥臭い努力で掴んだ歓喜の瞬間
インターハイの1週間前に経験した高校生活で最大の挫折。ただ、リレーを走る長野梨心と佐藤鈴音(ともに3年)にとっては最後の夏。尊敬する先輩のために、立ち止まってはいられなかった。
「死ぬほど食べて、インターハイまでに速くなってやる」
大分の人気うどんチェーン「鳴門うどん」では1.5玉(450グラム)を必死に胃に詰め込んだ。滋賀に着いてからも、チームメートからご飯を1口ずつ貰い、エネルギーを蓄えた。
望月は「あんなに泣いたのは初めて。吐きそうになりながら食べました」と苦笑いを浮かべる。「絶対に走れるように、自分で身体を作り上げよう」。全国の舞台で戦うため、箸やスプーンを握った。
個人としては大会3日目の女子400メートル障害で、1分04秒68で予選敗退。しかし、絶対に譲れなかったマイルリレーで大役を果たした。高校ラストイヤーに向け、視線はすでに個人とチーム、2つの成長を見据えている。
「今後は4×100メートルリレーもマイルリレーも活躍したい。個人でもインターハイで結果を残せる選手になりたいです」
牛丼並盛すら食べ切れなかった1週間前から、全国6位のアンカーへ。どん底を乗り越えた経験は、彼女の芯をさらに強くする。先輩から受け継いだ“バトン”を胸に、勝負のラストイヤーを駆け抜ける。
(THE ANSWER編集部・戸田 湧大 / Yudai Toda)
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