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1日14時間勉強で東大現役合格 貫く文武両道「私より勉強時間ある人より良い成績を」頭脳派ウォーカーは負けず嫌い――東大・沖夏子

8日から4日間、神奈川の相模原ギオンスタジアムで行われた陸上の第104回関東学生競技対校選手権(関東インカレ)。熱戦を取材した「THE ANSWER」は文武両道で部活に励む選手や、怪我や困難を乗り越えた選手など、さまざまなストーリーを持つ学生を取り上げる。今回は女子1部・1万メートル競歩に出場した東大の沖夏子(4年)。中学1年で陸上競技を始め、9年間文武両道を貫いてきた。勉強はスポーツにどう生きるのか――。両立するメリットを聞いた。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)

自慢の歩形で1万メートル競歩16位に入った東大・沖夏子【写真:中戸川知世】
自慢の歩形で1万メートル競歩16位に入った東大・沖夏子【写真:中戸川知世】

陸上・関東インカレで輝いた選手たち 女子1部・1万メートル競歩/東大・沖夏子(4年)

 8日から4日間、神奈川の相模原ギオンスタジアムで行われた陸上の第104回関東学生競技対校選手権(関東インカレ)。熱戦を取材した「THE ANSWER」は文武両道で部活に励む選手や、怪我や困難を乗り越えた選手など、さまざまなストーリーを持つ学生を取り上げる。今回は女子1部・1万メートル競歩に出場した東大の沖夏子(4年)。中学1年で陸上競技を始め、9年間文武両道を貫いてきた。勉強はスポーツにどう生きるのか――。両立するメリットを聞いた。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)

 淡青のユニホームを纏った東大ウォーカーが、自慢の歩形で1万メートルを歩き切った。

 序盤は先頭集団から離れた後方でレースを展開した沖。安定した歩きで前を追い、着実に順位を上げた。52分57秒90の16位でフィニッシュ。「1か月前まで怪我をしていた中で、セカンドベストを出せた。短い期間でまとめられたと思う」と及第点を与えた。

 富山の公立進学校・高岡高から東大文科三類に合格。中学で陸上競技を始めて9年間、文武両道を貫いてきた。性格は負けず嫌い。「自分より勉強時間のある人よりも良い成績を取りたい」。勉強にも熱心に取り組み、成績が上がると教員から東大を勧められて志した。

 高校3年の6月に部活を引退してからは、1日14時間の猛勉強。現役で赤門をくぐった。

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