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快進撃キム・ヘソンが培った韓国の“異質”な習慣 驚いたドジャース首脳「居残りでやるんだと」

今季、米大リーグ・ドジャース入りしたキム・ヘソン内野手は、3日(日本時間4日)にメジャー初昇格してから絶好調。14試合で打率.452、1本塁打、OPS1.066と快進撃を演じている。チーム首脳は観察眼を称賛し、少年時代にこなしてきた習慣に仰天したという。

ドジャースのキム・ヘソン【写真:ロイター】
ドジャースのキム・ヘソン【写真:ロイター】

キム・ヘソンの練習量に球団首脳が驚き

 今季、米大リーグ・ドジャース入りしたキム・ヘソン内野手は、3日(日本時間4日)にメジャー初昇格してから絶好調。14試合で打率.452、1本塁打、OPS1.066と快進撃を演じている。チーム首脳は観察眼を称賛し、少年時代にこなしてきた習慣に仰天したという。

 キム・ヘソンが評価されているのは打撃だけではない。二塁、遊撃、外野の守備をこなし、先の塁を狙うことに長けている。元アスレチックス監督で、現在はドジャースの野手部門を統括するフィールド・コーディネーターを務めるボブ・ゲレン氏は17日(同18日)、エンゼルス戦の前に地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」に出演し、長所をこう分析した。

「守備のスキルや肩の強さも驚異的で、ベース上の走塁を見るのも楽しい。終盤の重要な場面で、誰も盗塁しないような投手から盗塁を決めた。彼はどんなわずかなクセや兆候でも見逃さず、スタートを切るためのわずかなタイミングを探っている。非常にインテリジェントな選手だ」

 さらに驚いたのはプレーが培われた環境だという。ゲレン氏は「話をした時、『14、15、16歳の頃には1日12時間練習していた』と言っていたのを覚えている」と驚きをもって語っている。

「やっていることは今と同じだけど、それをもっと長時間やっていたようだ。打撃に3時間、フィールディング練習に3時間、チーム守備練習に3時間……という感じでね。個人の練習はいつやるのかと聞いたら、その後居残りでやるのだと言っていたよ」

 アジア野球の特徴ともいえる長時間練習をこなしてきたわけだが、“異質な”習慣についてもゲレン氏は頭ごなしには否定しない。

「だから彼のプレーを見るたびに『これも彼はすでに100万回やってきたことなんだ』と心の中で思う。彼のような偉大な選手は、心からそのスポーツを愛している。そしてキム・ヘソンがそのレベルに到達したのも、その膨大な練習の積み重ねの賜物だ」と称えている。

(THE ANSWER編集部)



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