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18歳で自分を守る「鎧」にメイクを選んだ日 安藤美姫がいまの女子選手に伝えたいこと

「THE ANSWER」は3月8日の「国際女性デー」に合わせ、女性アスリートの今とこれからを考える「THE ANSWER的 国際女性ウィーク」を今年も展開。「女性アスリートが自分らしく輝ける世界」をテーマに1日から8日までの1週間、8人のアスリートが登場し、8つの視点でスポーツ界の課題を掘り下げる。4日目は「女性アスリートとメイク」。フィギュアスケートの元世界女王でプロスケーターの安藤美姫さんが登場する。

プロスケーターの安藤美姫さんが女子選手に伝えたい「メイクの力」とは【写真:松橋晶子】
プロスケーターの安藤美姫さんが女子選手に伝えたい「メイクの力」とは【写真:松橋晶子】

「THE ANSWER的 国際女性ウィーク」4日目 テーマは「女性アスリートとメイク」後編

「THE ANSWER」は3月8日の「国際女性デー」に合わせ、女性アスリートの今とこれからを考える「THE ANSWER的 国際女性ウィーク」を今年も展開。「女性アスリートが自分らしく輝ける世界」をテーマに1日から8日までの1週間、8人のアスリートが登場し、8つの視点でスポーツ界の課題を掘り下げる。4日目は「女性アスリートとメイク」。フィギュアスケートの元世界女王でプロスケーターの安藤美姫さんが登場する。

 近年、女性アスリートがメイクをすることに批判的な声が上がる。しかし、アスリートも選手の前に一人の女性であり、その好みや興味は決して否定されるべきものではない。フィギュア界でもメイクに強いこだわりを持つスケーターとして知られた安藤さん。後編では、自身も「ケバイ」など様々な批判を受けた過去を明かし、それでも女子選手に伝えたい「メイクの力」についても語った。(取材・文=長島 恭子)

 ◇ ◇ ◇

 競技時代、世界のトップスケーターとして活躍した安藤美姫さん。プログラムを表現する手段として重んじたドラマティックなメイクは、スケーター・安藤美姫の個性の一つだった。

「最近の日本のフィギュアスケート界では、競技用のメイクも薄めが主流です。

 これは、フィギュアスケートの大会がテレビ中継されることが増え、メディアにたくさん取り上げられるようになったことが影響しています。テレビ映りを気にして、アイシャドーを濃く入れない選手が多くなったんです。

 でも、フィギュアスケートって元々、テレビや雑誌に向けて演技をする競技ではありません。やはり、メイクは濃くした方が、遠くの観客の方にも表情が伝わりやすい。私は現役時代、広い会場の最上階から観ている方にも、氷上にいる私の雰囲気や表情がわかるようにという想いで、メイクをしていました。

 それに、私は、カルメンやシェヘラザード、クレオパトラなど、芯のある、力強い女性を描いた演目、あるいはクラシックでも迫力のある曲を滑ることが多かった。もしも、テレビやカメラ映りを気にしてナチュラルメイクをしていたら、演じる女性像や曲のイメージを崩すことになります。

 また、日本の選手の顔は海外の選手に混ざると、どうしても平面的に見えてしまいます。海外のトップ選手と戦うなか、美しさと個性を際立たせる意味でも、濃いメイクを選択していたんです。

 当時、『(競技中の)メイクが濃い』とテレビを観た方から苦情の手紙を頂くこともありましたが、私は芯を持って、メイクをしていました」

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長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、以上サンマーク出版)、『走りがグンと軽くなる 金哲彦のランニング・メソッド完全版』(金哲彦著、高橋書店)など。

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