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ランニングで膝のお皿周りが痛くなる原因 走った後のルーティンに必要な3つのこと

膝周辺の腱のストレッチは、大腿四頭筋を両手で軽く圧迫しながら行うことがポイント(「THE ANSWER」YouTubeチャンネルで紹介)
膝周辺の腱のストレッチは、大腿四頭筋を両手で軽く圧迫しながら行うことがポイント(「THE ANSWER」YouTubeチャンネルで紹介)

膝のお皿周りが痛い人にやってもらいたい3つのこと

 さて、「走ると膝のお皿の上下が痛い」という方にまずやっていただきたいのは、3つ。膝周辺の静的ストレッチと、大腿四頭筋のマッサージ、そして静的ストレッチです。いずれも、走った後のルーティンに組み込んでください。

【膝周辺の腱のストレッチ】

<1>膝立ちから右脚を立てて、床に対して脛を垂直にする。左脚は後ろへと伸ばす。両手を右太ももに乗せる。

<2>両手で上から太ももを軽く押しつつ、息を吐きながら腰を前に押し出し、右膝を足先よりも前に突き出した姿勢でキープ。20~30秒を4~5セット。逆側も同様に行う。痛みのない範囲で行おう。

 このストレッチのポイントは、大腿四頭筋を両手で軽く圧迫しながら行うこと。そして、膝をグッと前に突き出すことです。

 大腿四頭筋は長い筋肉です。上から圧迫することで、筋肉の「始まりと終わり」の長さを短くします。長いゴムよりも短いゴムのほうが端と端を持って引っ張ると、よく伸びますよね。そのようなイメージです。

 そして膝をグッと前に突き出すことで、膝のお皿を覆う大腿四頭筋腱と膝蓋腱をよく引き伸ばします。

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中野ジェームズ修一

スポーツトレーナー

1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球・福原愛、バドミントン・藤井瑞希らの現役時代を支えたほか、プロランナー神野大地、トランポリン競技選手など、多くのトップアスリートから信頼を集める。2014年以降、青山学院大駅伝チームのフィジカル強化指導を担当。東京・神楽坂に自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。主な著書に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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