[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

実は30代でも起こる「四十肩」とその原因 悪化を予防できる危険サインとストレッチ3種

忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画『まずはコレ、やってみて!』」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。今回のテーマは「四十肩」。「THE ANSWER」公式YouTubeチャンネルの動画では、中野トレーナーが提案する「四十肩予防のストレッチ」を紹介しています。

今回のテーマは「四十肩」【写真:写真AC】
今回のテーマは「四十肩」【写真:写真AC】

「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」

 忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画『まずはコレ、やってみて!』」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。今回のテーマは「四十肩」。「THE ANSWER」公式YouTubeチャンネルの動画では、中野トレーナーが提案する「四十肩予防のストレッチ」を紹介しています。

 ◇ ◇ ◇

 肩周辺の強い痛みにより、腕を上げられない、後ろに回せないなどのトラブルを招く「四十肩」。症状が現れる世代により「五十肩」とも言われますが、その名の通り40代~50代に現れやすい大人の不調の一つ。なかには仕事はもとより日常生活に支障をきたすほど、深刻な痛みに悩む人もいます。

 四十肩の要因はいろいろありますが、肩周りの筋肉や腱の柔軟性が失われることが挙げられます。

 肩関節は、鎖骨と肩甲骨、そして上腕骨と3方向からの骨によって形成される関節です。複雑な構造のため、三角筋をはじめ、多くの筋肉によって安定性が保たれています。しかし、運動不足や生活習慣により、肩周りの動きが少なくなると、周囲の筋肉や腱組織が、ジワジワと弱く、硬くなり「化石化」。すると、肩関節を無理に動かすと筋肉や腱、肩関節を包む関節包(膜)などが炎症を起こし、強い痛みが現れるのです。

 特に重要なのは「肩の回旋運動」。その名の通り、肩を回す動きですが、例えば蛇口のハンドルをひねる、ドアノブを回すといった動きが代表的です。ところが今は、蛇口はレバー式や手をかざすだけのスタイルが主流ですし、自動ドアも当たりの世の中に。日常生活で回旋動作を行う機会がどんどん奪われ、肩周りの柔軟性が低下しやすい要因になっています。

 ちなみに「四十肩」と呼ばれるのは、40代に症状が出始める人が多いため。肩周辺の活動量が減り、肩周りの筋肉や組織が硬くなれば30代でも起こります。ですから、「最近、肩がスムーズに上がらない気がする」「後ろに腕を回すとピリッとした痛みが走る」といった症状が出始めたら要注意。違和感に気づいたら早めに対処すると悪化を予防できます。

1 2 3 4

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集