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注意すべきは「秋」 暑さを乗り切った後の貧血対処法と「休む勇気」の関連性

「なんとなく」の不調が続くときは、休む勇気、休ませる勇気も必要

 元マラソン選手であり、アテネオリンピック金メダリストの野口みずきさんの言葉に、「走った距離は裏切らない」という名台詞があります。あえて、この言葉を借りますが、ときには走った距離は裏切ります。フィジカルの状態やコンディションを無視してハードなトレーニングを続ければ、疲労は蓄積する一方。当然、怪我もするし、体調も崩します。

 もちろん、強くなるためには厳しいトレーニングも必要です。しかし、怪我をしては元も子もありません。貧血の症状は、「なんとなく」疲れる、「なんとなく」調子が出ない、「なんとなく」体が重い、「なんとなく」上手く走れないなど、「なんとなくおかしい」と感じるのが特徴です。「なんとなく」の不調が続くときは、休む勇気、休ませる勇気も必要です。

 夏を調子良く乗り切れたらからといって、安心するのは禁物。「食欲がなくても栄養のあるものをしっかり食べる」「水分を補給する」「十分な睡眠をとる」。この3点は日々、心がけましょう。

【了】

長島恭子●文 text by Kyoko Nagashima

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中野ジェームズ修一

スポーツトレーナー

1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球・福原愛、バドミントン・藤井瑞希らの現役時代を支えたほか、プロランナー神野大地、トランポリン競技選手など、多くのトップアスリートから信頼を集める。2014年以降、青山学院大駅伝チームのフィジカル強化指導を担当。東京・神楽坂に自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。主な著書に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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