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W杯日本で異彩放つ“黒いスパイク”の秘密「ほとんどが他社…誇らしい」 DF鈴木淳之介と創業20年企業の二人三脚

体を張ってディフェンスをする鈴木(右)【写真:AP/アフロ】
体を張ってディフェンスをする鈴木(右)【写真:AP/アフロ】

スパイク各社にとって販促の場も「私たちはそのように捉えていません」 SVOLMEの願いとは

 2025年6月にW杯アジア最終予選でA代表デビュー。谷川さんは「親戚、家族のことのようにうれしかった。ほとんどの選手が他社のスパイクを履く中、SVOLMEを履いて戦っている。想像していた以上に誇らしい気持ちになった」と感慨深げに話した。鈴木は同年7月にデンマークのFCコペンハーゲンへ移籍し、活躍の場を広げている。

 W杯では大手メーカーが鮮やかなカラーリングのスパイクを投入し、世界にアピールする。芝の緑色と色相が遠く目立つことなどを理由に、選手が履くスパイクはピンク色が増えた。その中で鈴木が履くオーソドックスな黒いスパイクは唯一無二の存在感を放つ。

 谷川さんは「W杯は各社さんにとって、最高の販促、広告の場だと思いますが、私たちはそのように捉えていません。鈴木選手に良いプレーをしてもらいたい。リーグ戦で活躍しているようなプレーをしてもらいたい」と力を込める。

鈴木が履くSVOLME社製のスパイク「DELSALMA」【写真:澤田直人】
鈴木が履くSVOLME社製のスパイク「DELSALMA」【写真:澤田直人】

 現在、Jリーガーでは5人がSVOLMEと契約している。また、学生向けに試履会を継続的に行っており「どのカテゴリーでも良いパフォーマンスで、頑張る選手をサポートしていきたい。W杯に出場する選手が使用するくらい安心できるシューズですので。合う人がいれば多くの方に履いてもらいたい」と呼びかける。

 高校時代から支える鈴木に対し一番の願いは「怪我がないこと」。続けて「会社としては鈴木選手のような海外で活躍する選手のサポートができる環境を整えていく。日本の勝利に貢献できるようになっていけたら」と展望を語った。

 日本は25日(日本時間26日)、スウェーデンと引き分けてグループを2位通過。29日(同30日)の決勝トーナメント1回戦ではブラジルと対戦する。思いが乗った一足が大舞台で輝きを放つ。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)



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