W杯韓国、メディアと選手に亀裂? ソン・フンミン取材応じず…協会異例の文書「選手に大きな失望」
サッカーの北中米ワールドカップに参加している韓国代表が揺れている。メディア関係者とみられる人物が、主将のソン・フンミンの経歴を揶揄した音声が放送局の映像に乗ったのをきっかけに、チームと報道陣の間に亀裂が入っているというのだ。ミックスゾーンで取材に応じる選手は減り、韓国サッカー協会が異例の文書を発表する騒ぎになっている。

韓国紙が報じた合宿地の異様な空気…突然の会見中止も
サッカーの北中米ワールドカップに参加している韓国代表が揺れている。メディア関係者とみられる人物が、主将のソン・フンミンの経歴を揶揄した音声が放送局の映像に乗ったのをきっかけに、チームと報道陣の間に亀裂が入っているというのだ。ミックスゾーンで取材に応じる選手は減り、韓国サッカー協会が異例の文書を発表する騒ぎになっている。
韓国南部の大邱で発行される地方紙「毎日新聞」は15日、電子版に、合宿地のメキシコ・グアダラハラ電で「韓国代表チームの選手たち、メディアとの接触を減らす理由は?」という記事を掲載した。
記事によれば韓国サッカー協会は14日、現地11日のチェコ戦で最優秀選手に選ばれたファン・インボムのインタビューを中止した。理由を「練習の取材過程で取材陣が選手について私的な会話を交わし、それがYouTubeを通じて知れ渡ったことで、選手たちがメディアの取材に負担を感じているためだというのが大韓サッカー協会の説明だ」と伝えている。さらに主将のソン・フンミンは「チェコ戦後のミックスゾーンでのインタビューを辞退した」という状況だという。
これは韓国時間の9日に起きた事件が発端。代表の練習を取材していた報道陣が、主将のソン・フンミンが隊列を率いて走る姿を見て「キャプテンだからって、小隊長が走るみたいにああやってただ前を走っているのか?」「軍隊にも行ってない奴らが……」などと「暴言交じりの表現をささやきあった」というのだ。さらにこの音声が放送局のYouTube動画に乗せられ、拡散した。
韓国では成人男子に兵役の義務があるが、優秀なスポーツ選手は国際大会の成績によって免除されることがある。ソン・フンミンも2018年のジャカルタ・アジア大会で優勝した実績をもとに3週間の基礎軍事訓練を受け、免除されている。
記事は現地で協会関係者が、記者との連絡用メッセージに「ワールドカップ前に論争が起きて遺憾」「ワールドカップ大会期間中、円滑な取材環境のために、記者団と選手団の相互尊重をお願いしたい」と呼びかける事態になっていると報じた。
また協会は15日に異例の文書を発表した。韓国メディア「アジア経済」によればこの中で「サッカー国家代表チームのグアダラハラ・ベースキャンプの練習過程で発生した、一部のメディア関係者による不適切な発言に関して遺憾の意を表する」「今回の事案は選手団に大きな衝撃と失望を与えた」と現状を憂慮。報道陣に対し「取材現場もまた相互尊重と信頼を基盤に運営されるべきであり、選手に対する尊重と保護が最優先されるべきだ」とチーム、選手へのリスペクトを求めている。
(THE ANSWER編集部)
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