世界ランク10位のウッズは米国勢7番手、逆転ホームランはなるか

　米男子プロゴルフ（PGA）ツアーで日本初開催のZOZOチャンピオンシップは24日、千葉・アコーディア習志野CC（7041ヤード、パー70）で開幕した。米ツアー歴代2位の81勝を誇るタイガー・ウッズ（米国）が、13ぶりに日本開催ツアー出場。6アンダーでゲーリー・ウッドランド（米国）と並ぶ首位発進となり、1万8536人の大ギャラリーを沸かせた。今大会は海外メディアも多数来日。来年の東京五輪出場が期待されるが、米記者は「厳しい」と語った。

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　4722日ぶりにプレーを披露したウッズは、日本のファンの前でいきなり9バーディーを奪う首位発進。常に数千人のギャラリーを引き連れる“タイガー現象”も復活し、日本初開催の大会は最高の幕開けだった。スーパースターの東京五輪出場を、日本のファンは待ち望んでいるだろう。

　だが、米スポーツ専門局「ESPN」のボブ・ハリグ記者は、ウッズの東京五輪出場の可能性について「正直、今の段階では難しいと思う」と見立てを語った。五輪は来年6月23日時点で世界ランク15位以内なら、各国で最大4人が出場可能。しかし、ウッズの最新ランクは同10位の米国勢7番手で出場圏外だ。4月のマスターズでメジャー15勝目を挙げ、同6位の4番手まで浮上していたが、夏以降は徐々に後退している。

　当然ながら米国勢は強者揃い。ゴルフ取材歴25年のハリグ記者は「他のメンバーも強いし、タイガーの下にいるのもウェブ・シンプソンやトニー・フィナウだったり、後から追いかけてくる選手もいい選手ばかり」と、浮上の難しさ強調した。ウッズは今後、ポイントを加算していき、同6位で4番手のパトリック・カントレーを超える必要がある。