1日トルコと初戦、ラマス監督は「準備はすでにてきています」

　バスケットボールのワールドカップ（W杯）が31日に中国で開幕し、21年ぶりの予選突破で自力出場を決めた世界ランク48位の日本は1日の初戦で同17位のトルコと対戦する。八村塁（ウィザーズ）、渡邊雄太（グリズリーズ）という現役NBA選手が揃う日本は同日、上海市内の試合会場で公式練習に臨んだ。約1時間半の練習で汗を流し、最後の20分を報道陣に公開。フリオ・ラマス監督と渡邊は公式会見に臨んだ。

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　報道陣に公開された20分間、大一番を前にした選手たちは笑顔でシュート練習に取り組んだ。「期待されていることも分かっており、大会が始まることにワクワクしています。明日のトルコ戦に向けた準備はすでにできています。あとはプレーするだけです」とラマス監督。1次リーグ最終戦として5日に米国戦が待ち構えているだけに、初戦は是が非でも勝ちたい試合だ。

　トルコはNBA選手3人を擁する。昨季キャバリアーズで76試合に出場し、1試合平均13.0得点、4.7リバウンドを挙げたSFジェディ・オスマンは、高精度の3ポイントシュートが武器の一つ。SGフルカン・コルクマズ（76ers）もアウトサイドからのシュート力に定評があり、強化試合で3ポイントシュートによる失点が多かった日本は、彼らを止めることが大事になる。主力フォワードのPFアーサン・イリヤソバ（バックス）も要警戒だ。

　報道陣に公開された練習の冒頭では、他の選手たちがシュート練習をする横で渡邊は別メニューで一人座ったままボールをついた。最後は全体に合流した背番号12。公式会見で「興奮しているし、この夏はW杯に向けて準備をしてきたので、楽しみにしています」と流暢な英語で返答した。