1か月前に母が他界…残った約束「世界を獲って楽させるから」 富岡浩介、涙の初防衛「どこかで見ているはず」
ボクシングのWBOアジアパシフィック(AP)フライ級タイトルマッチ10回戦が29日、東京・後楽園ホールで行われ、同級王者・富岡浩介(RE:BOOT)が同級3位・佐野篤希(伴流)に3-0(99-91×2、98-92)で判定勝ち。初防衛に成功し、亡き母に勝利を捧げた。戦績は24歳の富岡が12勝(8KO)4敗1分、23歳の佐野が9勝(4KO)1敗。

WBOアジアパシフィック(AP)フライ級タイトルマッチ10回戦
ボクシングのWBOアジアパシフィック(AP)フライ級タイトルマッチ10回戦が29日、東京・後楽園ホールで行われ、同級王者・富岡浩介(RE:BOOT)が同級3位・佐野篤希(伴流)に3-0(99-91×2、98-92)で判定勝ち。初防衛に成功し、亡き母に勝利を捧げた。戦績は24歳の富岡が12勝(8KO)4敗1分、23歳の佐野が9勝(4KO)1敗。
富岡は序盤からジャブを突き刺し、ボディーを放つ。要所で左アッパーやフックを当て、ダメージを与え続けた。ジャッジ3者からの支持を得て大差で勝利を収めた。
9月21日に母・浩代さんが病のため54歳の若さで亡くなった。「マジきつかったですね」。3兄弟の三男で、唯一、母と同じ「浩」の字を名前にもらった。幼少期から支えてくれた母について「小さいときに悪いことをしたらすぐに来てもらったり、甘えさせてくれていました。実家にいるときはリカバリーのご飯の用意や洗濯のことまでサポートをしてもらっていた。すごく優しいお母さんです」と涙ながらに語った。
浩代さんと約束をしていた。「あまり裕福ではなかったので『世界を獲って楽させるから。家を買うから』とよく言っていましたね」。夢を叶える前に別れが訪れたが「母さんは『無事に怪我なく勝ったことが一番』と言うと思う」と思いを膨らませた。
試合後は、浩代さんの写真を持ってリング上へ。「どこかで見ているはず」と言葉を詰まらせた。「世界を獲らないと話にならないので、頑張りたい」。母との約束を果たすため、悲しみを胸に前に進み続ける。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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