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81勝の猛者を衝撃KO、ボクシング界の“ネクストモンスター”が苦笑いした助言 井上拓真から「全然大丈夫っしょ」

ボクシングの54.0キロ契約8回戦が29日、東京・後楽園ホールで行われ、アマチュア7冠のIBF世界バンタム級10位・坂井優太(大橋)がWBC世界同級6位ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)に4回2分0秒でKO勝ち。危なげない試合運びでデビュー9連勝を収めた。対戦前、同門の先輩・井上拓真(大橋)に“助言”を求めたが、思わず拍子抜けしたことを明かした。戦績は21歳の坂井が9勝(8KO)、32歳のペッチが81勝(54KO)3敗。

デビュー9連勝を飾った坂井優太【写真:澤田直人】
デビュー9連勝を飾った坂井優太【写真:澤田直人】

54.0キロ契約8回戦

 ボクシングの54.0キロ契約8回戦が29日、東京・後楽園ホールで行われ、アマチュア7冠のIBF世界バンタム級10位・坂井優太(大橋)がWBC世界同級6位ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)に4回2分0秒でKO勝ち。危なげない試合運びでデビュー9連勝を収めた。対戦前、同門の先輩・井上拓真(大橋)に“助言”を求めたが、思わず拍子抜けしたことを明かした。戦績は21歳の坂井が9勝(8KO)、32歳のペッチが81勝(54KO)3敗。

 ネクストモンスターが圧倒的な差を見せつけた。序盤から鋭いジャブを当てペースを握った。2回は重いワンツーを当て、ダメージを与える。3回は右フック、左ストレートを顔面に放った。相手の攻撃にはガードを固めて、ダメージを負わなかった。4回に一瞬の隙をついて左ストレートを浴びせた。ペッチは崩れ落ち、レフェリーが10カウント。坂井が勝利を収めた。

 大橋ジムの先輩・井上尚弥に続く次世代のモンスターとしての期待が懸かる。完勝を収めたが「これからの伸びしろも考えて自己評価は50点くらいです」と冷静に振り返った。

 坂井はアマチュア時代に50勝(7RSC=レフェリーストップコンテスト)2敗の成績を誇り、2022年に世界ユース王者に輝くなどアマ7冠。大きな期待を背負って、24年6月にプロデビューした。KO勝利を積み重ね、バンタム級ではIBF世界10位、WBC世界37位、東洋太平洋とWBOアジアパシフィック(AP)で3位、日本4位にランクインしている。

 ペッチはWBC世界同級6位でこれまで83戦81勝の強敵。敗戦は2018年の現WBC世界同級王者の拓真と、2024年の元世界3階級制覇王者・中谷潤人(M.T)との試合のみだった。

 試合前、坂井は拓真に相手の印象を尋ねたという。「一応、聞いてみたら『全然大丈夫っしょ』みたいな。(具体的なアドバイスは)なかったです。多分覚えてなかったのかな」と苦笑いを浮かべた。

 一方で主戦場としているバンタム級について「強い選手がいっぱいいる。世界チャンピオンになってからがスタートラインだと思っている。まだまだ頑張っていきたい」と気を引き締め、さらなる高みを見据えた。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)



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