宮里藍に憧れる18歳・吉崎マーナが快進撃もPO敗退 父の日Vならず涙も「自分には伸びしろある」
国内女子ツアー・ニチレイレディス最終日が21日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C(6590ヤード、パー72)で開催された。11位で出た吉崎マーナ(加賀電子)は8バーディー、1ボギーの65で回って通算13アンダー。イ・ミニョン(韓国)、大出瑞月(ノットグローバルホールディングス)とのプレーオフ(PO)に進出したが、バーディーを奪えず1ホール目で脱落した。同じ沖縄県出身の宮里藍に憧れるツアールーキーの18歳。終了後は「父の日」に父親へ初優勝を見せられなかったことを悔やみ、涙を流した。POはツアー史上最多タイ7ホール(最長2時間6分)の激闘となり、イ・ミニョンが通算8勝目を飾った。

ニチレイレディス最終日
国内女子ツアー・ニチレイレディス最終日が21日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C(6590ヤード、パー72)で開催された。11位で出た吉崎マーナ(加賀電子)は8バーディー、1ボギーの65で回って通算13アンダー。イ・ミニョン(韓国)、大出瑞月(ノットグローバルホールディングス)とのプレーオフ(PO)に進出したが、バーディーを奪えず1ホール目で脱落した。同じ沖縄県出身の宮里藍に憧れるツアールーキーの18歳。終了後は「父の日」に父親へ初優勝を見せられなかったことを悔やみ、涙を流した。POはツアー史上最多タイ7ホール(最長2時間6分)の激闘となり、イ・ミニョンが通算8勝目を飾った。
PO1ホール目。10メートル残した吉崎のパットはカップの左に外れた。ミニョンと大出はバーディーを奪っており、この時点で吉崎の2位が決まった。
クラブハウスに引き上げると、自身の甘さを真っ直ぐに見つめる言葉を発した。
「やっぱり、正規の18番ホールでしっかりバーディーを獲り切れなかったことが悔しいです。でも、自分には『まだまだ、伸びしろがたくさんあるな』とも感じました」
名前の「マーナ(漢字表記:眞夏)」は、ハワイ語で「超自然的な力、生命力」を意味する「マナ」に由来する。沖縄・那覇市で生まれ育ち、実家は地元で愛される居酒屋「吉崎食堂」。温かい家族の応援を背に7歳でクラブを握り、同郷の元世界ランク1位・宮里藍の背中を追って腕を磨いてきた。
高校3年の2025年夏、日本ジュニア選手権を制した。同年11月には、最終プロテストで一発合格を果たした。だが、プロの世界は甘くなかった。ツアー予選会(QT)は1次で落ち、今季は前週まで主催者推薦で5試合出場も、予選を通過したのは開幕戦ダイキンオーキッドレディス(45位)のみ。今大会は主催者推薦予選会をギリギリで通過していた。
その状況下、この日は11位からの大躍進。要因は「基本への回帰」だった。
「ゴルフもトレーニングも、いろいろな方にサポートしてもらえたので、それが私の中で気持ち的にもすごく大きかったです。達成感はないですけど、だんだんと感覚は良くなってきました。『苦しい時期があったから、今があるのかな』と思うので、ホッとはしています」

今大会で確定した第1回リランキングは24位。次戦EARTH MONDAMIN CUPから、9月末のミヤギテレビ杯ダンロップまでの中盤戦出場権は確保した。だが、「父の日」に父親の目の前で勝てなかったことについては、涙を流して悔しがった。
「ずっと支えてくれているので、優勝を見せてあげたかったです。足りないところがたくさんあるので、これからしっかり考えます。また来週からいい状態で戻れるように頑張りたいです」
小気味いいショット、強気のパットは、大きなインパクトを残した。151センチ、48キロ。その小さな体には、楽しみな「伸びしろ」が詰まっている。
(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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