井上尚弥&拓真の背中追うボクシング兄弟 同じ大橋ジム、シューズ譲られ…片岡叶夢がTKOデビュー 兄・雷斗もKO
ボクシングの大橋ジム興行「フェニックスバトル157」が10日、東京・後楽園ホールで行われた。54キロ契約6回戦ではアマチュア3冠・片岡叶夢(とむ、大橋)がアタッチャイ・プラソエトリ(タイ)に3回2分31秒TKO勝ち。世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)から譲り受けた“お下がり”のシューズで華々しくデビューした。兄・雷斗も同日、2戦目で1回KO勝ち。片岡兄弟は同門の先輩、井上兄弟の背中を追う。戦績は18歳の叶夢が1勝(1KO)、24歳のプラソエトリが8勝(5KO)7敗。

片岡兄弟、モンスターから譲り受けたシューズで快勝
ボクシングの大橋ジム興行「フェニックスバトル157」が10日、東京・後楽園ホールで行われた。54キロ契約6回戦ではアマチュア3冠・片岡叶夢(とむ、大橋)がアタッチャイ・プラソエトリ(タイ)に3回2分31秒TKO勝ち。世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)から譲り受けた“お下がり”のシューズで華々しくデビューした。兄・雷斗も同日、2戦目で1回KO勝ち。片岡兄弟は同門の先輩、井上兄弟の背中を追う。戦績は18歳の叶夢が1勝(1KO)、24歳のプラソエトリが8勝(5KO)7敗。
サウスポーの叶夢は初回から左フックを顔面に当て、相手をぐらつかせた。強烈なボディーを連発しダメージを蓄積。2回はコーナーに追い込むと、左ボディーストレートを突き刺した。終始、主導権を握って試合を運び、迎えた3回に猛ラッシュ。重い拳を浴びせ続け、レフェリーストップを呼び込んだ。
デビュー戦には高校時代の仲間など、多くの応援が駆けつけた。ゴングの合間には「行け!行け!叶夢!」とのエールが響き「平日なのに来てくれてうれしい。心強かったです」と感謝した。黄色い声援には「うれしいです」と照れ笑いを浮かべた。
試合前、リングサイドで観戦していた尚弥から「頑張ってね」と声をかけられた。この日はモンスターから貰ったシューズでリングに上がった。ピンクの髪色も昨年12月、サウジアラビアで行われたアラン・ピカソ戦のスタイルを意識した。
目標とする尚弥のKOシーンを何度も確認し、イメージを膨らませた。繰り返し見たのは2012年10月のデビュー戦。「あの破壊力はすごい。相手もパワフルなのにこんなにきれいにボディで倒せるのかと。『こういう風に自分もやってみたい』という気持ちはあったのですが、そこは全然難しかったです」。偉大な先輩のすごさを改めて実感した。
今後については「しっかりと世界チャンピオンになって、みんなに夢と希望を与えられる選手になりたい。まずは目の前の一戦一戦をクリアして、怪我をせず、いつでも万全の状態で試合をしていきます」と気を引き締めた。

一方の雷斗は同日、ライトフライ級8回戦でスリヤ・プッタルクサ(タイ)に1回2分13秒でKO勝ち。ワンツー後に鋭い左ボディーを光らせリングに沈めた。弟と同じく、井上が試合で使用したシューズを履いてリングに上がった。今年3月、6回TKO勝ちを飾ったデビュー戦後、井上に相談したことを明かし「『倒せないんですよ』って尚弥さんに言いました。詳しくは言えないんですけど『タイミング』を教えてくれました」。アドバイスを活かし、結果に繋げた。
同門にいる尚弥と弟・WBC世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)。高みを目指す中、同じ兄弟ボクサーとして、井上兄弟の存在について聞くと、叶夢は「本当に昔から憧れていた。しっかりと背中を追いかけていきたい」。雷斗は「やっぱり尚弥選手と拓真選手みたいな、練習中とかも緊張感がありつつ、お互いが高め合っている、そういう関係性で世界チャンピオンを目指していきたい」と意気込んだ。

弟・叶夢はインターハイ優勝などアマ3冠。兄・雷斗は2023年アジアユースを制覇し、アマ6冠。それぞれ「ザ・ドリーム」「ザ・サンダー」の異名がついた。
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