体操ニッポンに現れた第3の矢 五輪王者・岡、橋本に続く…22歳の“遅れてきた逸材”が世界へ

岡と大会前のサウナで交わした会話の中身
岡とは体操の話はしないというが「大会前にサウナの中で言われたんです。『俺が床とつり輪と平行棒をやるから、お前が世界選手権であん馬と跳馬と鉄棒をやれ』って。慎之助の頭の中に僕がいたことがうれしかった」。同期の言葉が力になった。「今日は、すごく感覚が研ぎ澄まされていた。こんなの初めてです」と振り返った。
岡は川上の代表入りに「やっと来たな、という感じです」と笑いながら言った。徳洲会の米田功監督は「もともと代表に絶対に入るような選手。これまでは力はあるけれど、選考会になるとナーバスになるところがあった。手足も長いし、もっときれいな体操ができるはず」とその潜在能力を評価しながら話した。
もちろん、代表入りだけで満足しているわけではない。目指すのは岡と橋本の五輪王者たち。「後半に高得点を取るのが、慎之助や(橋本)大輝くんに近づく第一歩。爆発的な得点がとれるのが強みだと思う」。実際に、この日の得点では岡に2点近い差をつけられたが、後半3種目の得点は岡も橋本も上回っていた。「床とつり輪で点を取り切れていない」と課題も口にした。
米田監督の期待も大きい。「まだまだ力を出し切っていない。岡や橋本と戦えるポテンシャルは持っている。経験値を上げて、2枚(岡、橋本)が3枚(岡、橋本、川上)になればいいなと」。五輪王者2人に並びかける選手に成長すれば、体操ニッポンはさらに強くなる。
「代表発表で名前が呼ばれるのはうれしいですし、来年も再来年も呼ばれるように」と28年ロサンゼルス五輪も視野に話した。「いつも頭の中にいる」岡につけられた差を埋めるために、川上は世界への挑戦をスタートさせる。(荻島 弘一)
(THE ANSWER編集部)
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