「なぜ日本人は朝から魚を?」 尚弥vs中谷の取材現場、出会った中米メディアから予想外の問い
ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と、元世界3階級制覇王者の中谷潤人(M.T)が1日、東京・後楽園ホールで前日計量に臨んだ。井上が55.3キロ、中谷が55.1キロでともに一発パス。これをもって2日に東京ドームで行われる歴史的な一戦が成立した。複数の海外メディアも来日。そんな中、あるニカラグア人記者は日本の文化に興味津々だった。

世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチ
ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と、元世界3階級制覇王者の中谷潤人(M.T)が1日、東京・後楽園ホールで前日計量に臨んだ。井上が55.3キロ、中谷が55.1キロでともに一発パス。これをもって2日に東京ドームで行われる歴史的な一戦が成立した。複数の海外メディアも来日。そんな中、あるニカラグア人記者は日本の文化に興味津々だった。
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一般公開となった計量が始まる前のこと。日本語のアナウンスが分からずに困っている海外記者がいた。英語で助け舟を出すと、感謝の言葉とともにキーホルダーを手渡された。「これが僕の母国のニカラグアです。こっち側にコスタリカがあって、こっち側がホンジュラスとエルサルバドルで……」。北海道と九州を合わせたほどの面積を持つ中米の国を、誇らしげに紹介してくれた。
はるばる来日したのは米スポーツ専門局「ESPN」やニカラグアのスポーツ専門局「8・ディポルティーボ」でアンカーを務めるレビィ・ルナ氏。母国の英雄、元世界4階級制覇王者のローマン・ゴンザレスを追って、4度日本に来たことがあるという。今回の興行は前座も含めて東アジアの選手ばかりだが、歴史的ビッグマッチを中南米のボクシングファンに届けるために東京に飛んできた。
「日本について、たくさん聞きたいことがあります」
毎回日本の文化に感銘を受けているそうで、質問攻めが始まった。
「なぜ日本はこんなに完璧なんですか? みんな親切だし、全てが秩序立っているし、電車も時間ピッタリに来ます」
「第二次世界大戦では原爆を2度落とされ、2011年にも大きな地震、津波に見舞われました。それでも毎回立ち直る。その復活する力はどこから来ているんですか?」
拙い英語で説明するには難しい問いの連続に思わずたじろいでしまったが、日本について学び、敬意を持っていることがヒシヒシと伝わってきた。
一番意外だった質問は「なぜ日本の人は朝から魚を食べられるんですか?」だ。ニカラグアでは魚は昼か夜に食べるもので、朝に食べるのは「考えられない」という。
拳で語り合うボクシングは、言葉の壁を越えて世界に広がっている。井上や中谷のような存在が、日本の魅力を発信し、異文化交流のきっかけになっていることを感じた時間だった。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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