Yahoo!ニュースのトップに「また、やってしまった…」1年前の悪夢乗り越えた嬉し涙 38歳、結婚も願う笠りつ子の人生観

オフシーズン、ストイック→気楽に変えたスタイル
迎えたオフシーズン。後輩たちとのハワイ合宿で、これまでの自分を少し変えていた。
「今までハワイに行っても、パンケーキもアサイーボウルも食べたことがなかったし、山登りもしたことなかったんです。そういうストイックなことをやめて、ちょっと気楽に合宿をしていました」
張り詰めていた糸を少し緩め、心身をリフレッシュさせた。3歳下の藤本麻子からパッティングの助言を受け、「そこから緩むことがなくなり、いい感じになりました」と確かな手応えを掴んで新シーズンを迎えていた。
次々と若い才能が台頭する女子プロゴルフ界。年齢の話題になると、笠は持ち前の明るさで取材陣を笑わせた。
「今週、練習ラウンドで『私、37歳だ』と思ってたら、実は38歳だったんですよ!(笑)。本当にビックリして。やっぱり、38と39の女性って大台じゃないですか。人生というものをいろいろ考えます。何が幸せか分からないというか、同年代はみんな結婚して子どももいるけれども、私もそういう経験はしたい。だから、『どうしようかな。このまま一人で生きていくのか』という悩みの38歳です。ゴルフを辞めるわけではないですけど」
そして、笠のキャディーを務めている父・清也さんは「ゴルフを続けたければいいし、結婚をしたければすればいい」のスタンス。ただ、プロゴルファーとして努力する姿を見続けて、「体力的にも問題ないし、ショットのデータもいい。あとはパットがしっかり打てればと思っていました。38歳で勝てたことは、みんなに勇気を与えたと思います」と言いながら、喜びをかみしめていた。
まだシーズン序盤。多くのプロが「早い段階で勝てたので複数回優勝を目指します」と言うが、笠は「えっ、今日優勝したばかりなので、これからいろいろと考えます」と笑いながら返した。振り返ると、「毎年、ここにいられるのも最後かも」と思いながら、試合に出続けてきた。若手が台頭する中で苦労を乗り越え、少しだけ肩の力が抜けたベテランは、優勝スピーチでは「強く優しい私でい続けたいです」と言っていた。言葉通り、今後はプライベートの充実もイメージしながら、笑顔でフェアウェーを歩き続けることだろう。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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