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「8強入りは十分可能」― 前回W杯の“影のリーダー”廣瀬俊朗が語る4年前との違い

廣瀬氏自身が新たにスタートさせた「スクラム・ユニゾン」とは?

 ジェイミー・ジャパンを応援する一方で、廣瀬氏自身も新たなチャレンジをスタートしている。

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「今年の2月に東芝を退社しました。一番の理由は、今年日本でワールドカップがあって、社員として働いていて、やりたいことが制限されるのは、なんか違うなと思ったからです。日本大会にすべてを懸けたいという思いがありました。まずやってみようと、動き始めたのが“スクラム・ユニゾン”という組織です。出場国の国歌を歌って、日本のみんなでおもてなししようというアイデアです。歌うだけじゃなくて、歴史的な背景を国歌を通して学べるという教育的な価値もあると思うんです」

 日本国内でも、さまざまな場所でワールドカップを発信するイベントが行われているが、廣瀬氏は一抹の物足りなさを感じてきた。

「引退後、さまざまなイベントに参加したんですけど、何か“つながり”を感じられないものが多かった。すべてが、点みたいな感じがすごくするんです。今回のスクラム・ユニゾンを作ったのは、みんなで歌うことで何かコミットする、つながり合えるようなことをしていきたいという思いからでした。例えば、トップリーグ・カップ戦が今月(6月)22日に開幕します。この大会を見ても、ワールドカップにつなげていくようなイベントや活動が足りないと思うんです。だって、ワールドカップ開幕前の数少ない公式戦でしょ。ワールドカップと国内大会は別物のように判断していたら、日本でやる意味もない。世界中の人に対して何かメッセージを出すとか、発信が必要だと思うんです。いま以上にみんなが1つになって、全員で頑張っていくような流れを作っていきたいなと考えているんです」

 スクラム・ユニゾンは、すでに信州大学などラグビーとは直接関係ない組織や集まりも含めて、参加者全員でワールドカップ出場国の国歌を歌うイベントを開催しているが、「いろいろなところで、すごく反応がいいんです。歌ってみると、皆さん、自分もワールドカップに携われたという思いがでてくるんですよ。最終的に、国歌を歌う動画を、参加国の協会や大使館に送ろうかと思っているんです。国歌を歌ったことをきっかけに、その国を応援してくれると思うんです」と手応えを感じ取っている。国歌を歌い、その歓迎の思いを伝えることで、ワールドカップに参加する選手たちと、大会を直接観戦できない人たちも含めた多くの日本人が“つながり”を持てることをめざしている。

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19年と6大会連続で取材。

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