ボクシング界で物議、お騒がせYouTuberが世界ランク入り 海外で猛反発→見直しの事態に発展
ボクシング界で異例の事態が発生している。WBAがクルーザー級の世界ランキングに、14位で“お騒がせユーチューバー”として知られるジェイク・ポール(米国)を入れたところ、猛反発を受けることに。ランキングが見直されることになった。

タイソンとも戦ったジェイク・ポールの世界ランキング入りで物議
ボクシング界で異例の事態が発生している。WBAがクルーザー級の世界ランキングに、14位で“お騒がせユーチューバー”として知られるジェイク・ポール(米国)を入れたところ、猛反発を受けることに。ランキングが見直されることになった。
米国の専門誌「ザ・リング」の公式Xが「他のランカーからの激しい批判と憤りを受け、WBAは7月15日から18日にマドリードで開催されるヨーロッパ大会で、ジェイク・ポールのクルーザー級のランキングを見直す予定だ」と伝えている。
ポールは6月28日に米カリフォルニア州アナハイムで行われた試合で、元WBC世界ミドル級王者のフリオ・セサール・チャベスJr.(メキシコ)に3-0の判定勝ち。チャベスJr.は39歳だった。この結果、WBAのクルーザー級で14位にランクインした。
ただ通例では世界ランカーに勝利するか、地域タイトルを獲るなどすれば世界ランク入りできるところだ。リング誌のXでは「チャベスJr.はクルーザー級でランクインしておらず、最後の目立った勝利は2012年のミドル級での試合だ。ポールは58歳のマイク・タイソンとの“試合”を除けば、ランカーに勝利したことはない」とし、ポールの世界ランク入りに疑問を呈していた。
これには海外ファンからも「正しい動きだ」「彼は現役のボクサーを倒したことがない」「彼はランクインするべきではない」と同調する声が並んだ。
ポールは2024年11月15日に、当時58歳の元世界ヘビー級王者マイク・タイソンと対戦し、8回3-0の判定勝ちを収めている。プロボクサーとしての通算成績は13戦して12勝(7KO)1敗。
(THE ANSWER編集部)