[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

輪島功一、23歳孫の逆転TKOに辛口「輪島は結果までも大事にする人間」 磯谷大心が日本ユース王座初防衛

ボクシングの日本ユースウェルター級(66.6キロ以下)タイトルマッチ8回戦が10日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・磯谷大心(輪島功一スポーツ)が日本同級11位・加藤大河(DANGAN越谷)に6回2分48秒TKO勝ちした。磯谷は元世界王者・輪島功一氏の孫。昨年12月の王座決定戦以来のダイレクトリマッチを制し、初防衛に成功した。戦績は23歳の磯谷が9勝(6KO)3敗、21歳の加藤が7勝(2KO)4敗。

6回TKO勝ちした磯谷大心【写真:編集部】
6回TKO勝ちした磯谷大心【写真:編集部】

日本ユースウェルター級タイトルマッチ

 ボクシングの日本ユースウェルター級(66.6キロ以下)タイトルマッチ8回戦が10日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・磯谷大心(輪島功一スポーツ)が日本同級11位・加藤大河(DANGAN越谷)に6回2分48秒TKO勝ちした。磯谷は元世界王者・輪島功一氏の孫。昨年12月の王座決定戦以来のダイレクトリマッチを制し、初防衛に成功した。戦績は23歳の磯谷が9勝(6KO)3敗、21歳の加藤が7勝(2KO)4敗。

 激しい打ち合いを制した。序盤、磯谷は果敢に圧力をかけてくる相手に対し、ガードを固めて隙を狙った。加藤の鋭いジャブやフックを被弾し、ぐらつく場面も。4回終了時の公開採点では、0-2でリードを許した。

 意地と意地がぶつかり合った6回。互いにノーガードの殴り合いで会場が大歓声に包まれる中、決着の時が来た。磯谷がダウンを先取。その後、立ち上がった相手に連打を浴びせ、レフェリーストップを呼び込んだ。

 逆転で初防衛に成功し「とにかく勝てて安心しています」と安堵の表情を浮かべた。リング上では声援に感謝。今後について「自分が持っているベルトよりも大きいベルトを狙っていく」と意気込んだ。

 会場では元WBA、WBC世界スーパーウェルター級王者で、祖父の輪島氏も観戦。厳しい展開が続いただけに輪島氏は「相手のボクシングがよかった。『超逆転』と言っていい」と辛口評価。「結果良ければ全て良しだけど『輪島は結果までも大事にする人間』です」と愛する孫に激励を送った。試合後はグータッチを交わして写真撮影にも応じた。

 磯谷と加藤は昨年12月の王座決定戦以来のダイレクトリマッチ。前戦は磯谷が2-0で判定勝ち。24歳未満のA級ボクサーで争われる同タイトルを奪取した。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)



W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
CW-X
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集