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“精密機械”ロマチェンコが現役引退 リング誌報道、3階級制覇の37歳 五輪金メダルなどアマ396勝1敗の伝説

ボクシングの3階級制覇王者で、現IBF世界ライト級王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が現役を引退すると、日本時間5日に世界で最も権威ある米専門誌「ザ・リング」が報じた。ロマチェンコは自身のインスタグラムで「リング上においても、人生においても、全ての勝利と敗北に感謝している」とコメント。ファンへの感謝を伝えている。

ワシル・ロマチェンコ【写真:Getty Images】
ワシル・ロマチェンコ【写真:Getty Images】

ロマチェンコ「全ての勝利と敗北に感謝」

 ボクシングの3階級制覇王者で、現IBF世界ライト級王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が現役を引退すると、日本時間5日に世界で最も権威ある米専門誌「ザ・リング」が報じた。ロマチェンコは自身のインスタグラムで「リング上においても、人生においても、全ての勝利と敗北に感謝している」とコメント。ファンへの感謝を伝えている。

 ロマチェンコはインスタグラムで「私の愛する世界中のボクシングファンにも感謝しないわけにはいかない。君たちは常に情熱をもって私をサポートし、10年以上も共に戦ってくれた」と語った。

 同誌は公式Xで「ワシル・ロマチェンコが37歳でボクシング界からの引退を正式に発表した。ウクライナの伝説は、アマチュア時代に396勝1敗の成績を収め、オリンピックで2つの金メダルを獲得した後、プロに転向。3階級制覇を成し遂げ、パウンド・フォー・パウンドのスター選手となった」と伝えた。

“精密機械”の異名をとるロマチェンコは、2008年北京五輪ではフェザー級で、12年ロンドン五輪ではライト級で金メダルを獲得。アマチュア戦績は396勝1敗という驚異的な成績を誇り、13年のプロ転向後はWBOフェザー級、同スーパーフェザー級で王座を獲得。その後、ライト級でもチャンピオンとなり、プロ12戦目で世界最速タイの3階級制覇を達成した。

 ライト級3団体王者だった20年10月、ロペスとの4団体王座統一戦に臨んだが、判定負けで王座陥落。21年の再起戦で中谷正義と対戦し、9回TKO勝ち。24年5月にジョージ・カンボソス・ジュニアを11回TKOで下し、IBF世界同級王座を獲得していた。パウンド・フォー・パウンド(PFP)でも1位に長く君臨した名手だった。

(THE ANSWER編集部)



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