渋野日向子、全米女子OPで幼いファンへ粋な行動 思わず足止め…海外喝采「これは感動」「最高」
米女子ゴルフのメジャー第2戦・全米女子オープンは1日(日本時間2日)、ウィスコンシン州のエリンヒルズGC(6829ヤード、パー72)で最終日が行われ、渋野日向子(サントリー)は2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの74で回り、通算3アンダーで7位だった。2度目のメジャー制覇が叶わなかった中、ギャラリーへ粋な振る舞いを見せる場面があった。海外ファンも「これは感動を与える」「最高」と熱視線を注いでいる。

全米女子オープン
米女子ゴルフのメジャー第2戦・全米女子オープンは1日(日本時間2日)、ウィスコンシン州のエリンヒルズGC(6829ヤード、パー72)で最終日が行われ、渋野日向子(サントリー)は2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの74で回り、通算3アンダーで7位だった。2度目のメジャー制覇が叶わなかった中、ギャラリーへ粋な振る舞いを見せる場面があった。海外ファンも「これは感動を与える」「最高」と熱視線を注いでいる。
熱心な訴えに思わず足を止めた。会場へ詰めかけたギャラリーへファンサービスに応じた選手たち。ロープが張られたエリアへ姿を見せた渋野は、足早に前へ進みかけた。ここでちらりと左を向くと、1人の幼いファンを発見。ボールとペンを手に持っていた小さなファンに近寄ると、そのペンを借りてサインを書き込む様子があった。
この場面を米スポーツ専門局「NBCスポーツ」の番組「オン・ハー・ターフ」のX、インスタグラムが公開。投稿の文面には「次世代のために思い出作り」とつづられ、動画内には「ネリー・コルダ、リン・グラントとヒナコ・シブノがファンとの時間を過ごす」と記し、粋な振る舞いにカメラを向けていた。
これには海外ファンもすかさず反応。SNS上では「いいね。それが未来を築く方法だ」「最高」「私の娘は20年前にLPGAのイベントでロープの中に入れてもらい、グリーンでパットした時のことをいまだに覚えている。これは感動を与える」「こういうの見られて嬉しい」「LPGAは最高だ」とのコメントが書き込まれ、反響が広がっていた。
最終日を通算5アンダーの3位で出た渋野は、11番パー4の第2打で、深いラフからクラブを振り抜き、グリーン横のフェアウェーに着弾する好ショットも披露。ただその後は、15番パー4でダブルボギーを叩くなど、スコアは伸びず。2019年の全英女子オープン初制覇以来、2度目のメジャー制覇への期待が膨らんだだけに、無念の結果となった。
優勝は、2位と1打差の首位から出たマヤ・スターク(スウェーデン)。3バーディー、3ボギーの72で回り、通算7アンダーで悲願のメジャー初Vを飾った。日本勢は渋野を含め、3人が最終日まで優勝争いを演じる健闘を見せたが、竹田麗央(ヤマエグループHD)が通算5アンダーの2位で最上位。西郷真央(島津製作所)が通算4アンダーで4位だった。
(THE ANSWER編集部)