大谷のライブBPの日にベンチで…

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手が25日（日本時間26日）にニューヨークで行われたメッツ戦前、打者と対戦する投球練習「ライブBP」に登板した際に見せた同僚とのやり取りの反響が広がっている。2023年の9月に右ひじを手術しており、打者との対戦が同年8月23日（同24日）のレッズ戦以来、641日ぶりという中、キケ・ヘルナンデス内野手が提供した“秘密兵器”とそのいで立ちにネット上の日本人ファンも注目。「キケ最高」「芸が細かすぎ」といった声が上がっている。

　緊張感とは無縁のやり取りだった。敵地ニューヨークのベンチで、ヘルナンデスが大谷に差し出したのは何とも不思議な形の代物。青地にLAマークの入ったドジャースのヘルメットだが、天の部分には穴が開いている。打撃投手が登板時に、頭を保護する際に被るもので、ヘルナンデスが今年4月29日（同30日）のマーリンズ戦に野手登板した際に被っていたことでも話題になった。

　さらに、ヘルメットを差し出すヘルナンデスが着ていたTシャツは、この時の登板をモチーフに「SAFETY FIRST（安全第一）」と記されたもので、大谷も思わず大爆笑。MLB公式Xがこの場面を公開すると米ファンから「本当にふざけている。大好きだ」「面白い」といった反響が寄せられていたが、日本人ファンも爆笑した。

「何このやり取りかわいいww」
「Safety first 着てる　私も欲しい」
「俺のように投げてみろと言わんばかりのTシャツ着てくるキケ最高」
「真面目にヘルメット勧めるキケもおもろいし、それ以上にキケが着てる自らのTシャツがおもしろすぎるwww」
「ちゃんとTシャツまでソレなの芸が細かすぎ」
「ほんとすきwwwww」
「この人のユーモアはホント超弩級」
「俺の貸してやるよ　ダサいから嫌だよ」

　大谷はこの日キム・ヘソン内野手らを相手に、最速97マイル（約156.1キロ）を記録した。ヘルナンデスは打撃ケージの真後ろに座り込み、二刀流復活への大きな一歩となった場面を大はしゃぎで見届けていた。