アスリート長者番付でトップ10入り

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、米誌「フォーブス」が発表した2025年の世界アスリート長者番付でトップ10入りを果たした。総収入は1億250万ドル（約149億6500万円＝発表時レート）で9位。過去1年間にフィールド外で稼いだ金額では、過去3人だけの偉業を成し遂げているという。

　フォーブス誌によると「カリーと、ロサンゼルス・ドジャースの二刀流の天才、ショウヘイ・オオタニの2人のアスリートだけが、フィールド外での収入だけで過去12か月間に9桁を記録し、スポンサー契約、出演料、記念品やライセンス料などで、それぞれ推定1億ドルを積み上げた」とし、米プロバスケットボール（NBA）のステフィン・カリー（ウォリアーズ）と並ぶ驚異的な金額を記録したという。

　大谷は年俸の大半を後払いにする契約のため、現在の年俸は200万ドル（約3億1100万円）と米メディアに報じられている。そのため、フォーブス誌によると1億50万ドル（約145億8700万円）が副収入とされている。

　現役中にこの偉業を達成したスポーツ選手は他に3人のみ。同誌では、MMAファイターのコナー・マクレガー（1億5800万ドル＝約173億8000万円／2021年当時）、男子ゴル フの元世界ランク1位タイガー・ウッズ（1億500万ドル＝約97億6500万円／2009年当時）、元男子プロテ ニスプレーヤーのロジャー・フェデラー（1億ドル＝約106億円／2020年当時）以来としている。

　記事では「カリーもオオタニも、サウジアラビアとのビジネス上のつながりは知られていない。そのため、彼らのような所得層のアスリートにとっては異例中の異例である」と、驚きを持ってつづっている。