G1ヴィクトリアマイル

　競馬のG1ヴィクトリアマイル（芝1600メートル）が18日に東京競馬場で行われ、1番人気のアスコリピチェーノ（牝4・黒岩）が直線追い込み、国内G1・2勝目を挙げた。日本中央競馬会（JRA）は今年初のG1制覇を果たしたクリストフ・ルメール騎手の舞台裏の様子を公開。お茶目なシーンの連続に、ファンから「チャーミングな人」「可愛すぎ笑笑笑笑愛おしい」といった反響が寄せられている。

　久々にスマイルが弾けた。ゴール前の大接戦を制したルメール。サンデーレーシングの勝負服を着たまま、控室らしき場所で「ハロ～」と自撮りのカメラに向けてガッツポーズを見せた。場内での勝利ジョッキーインタビューでは、このレースの2日後、5月20日に46歳の誕生日を迎えることがアナウンスされると、首をすくめながら「シーッ！」と口に人差し指を当てるポーズでおどけた。レース確定直後の報道陣向けのインタビューでも喜びを語ると、最後にカメラマンからの祝福に投げキッスを見せながら、日本語で「ありがとうございます」と笑った。

　動画をXに公開したJRAは「【#ヴィクトリアマイル は #ルメール騎手 騎乗の #アスコリピチェーノ が優勝】　人馬ともに久しぶりのG1勝利となりました！」とつづって紹介。喜びにあふれるルメールの姿に「ルメさんおめでとうございます　貴方は本当にチャーミングな人ですね」「ルメさんの魅力盛りだくさん」「可愛すぎ笑笑笑笑愛おしい」といった声が上がった。

　さらに、普段はなかなか一般ファンが見ることができない舞台裏映像の公開にも「また新しいことしだしたぞ」「おま、こんな動画見た事ないが？？？？毎回やれ！！！！！」「こんなの今まであったっけ？笑」といった反響も寄せられている。

　レースは大外枠のアリスヴェリテが逃げる展開。最後の直線、抜け出しを図ったレーン騎手のアルジーヌを外から川田将雅騎手のクイーンズウォークが襲い掛かり、さらに馬群を捌いたミルコ・デムーロ騎手のシランケドが強襲したが、3コーナーでは最後方に位置したアスコリピチェーノがゴール寸前でこれらをまとめて差し切り勝ち。名手の競演にファンは酔いしれた。