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救急搬送の藤田さいきに「勝ちたい気持ちは本当に分かる」 PO勝利した申ジエが真っ先に心配「体調が悪い中で…」

国内女子ゴルフのメジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯最終日が11日、茨城GC東C(6675ヤード、パー72)で開催され、首位で出た藤田さいき(JBS)が2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの75で回り、通算7アンダー。首位で並んだ申ジエ(スリーボンド)とのプレーオフ(PO)に敗れて優勝を逃した。試合後はグッタリし、関係者に背負われて退場。その後、救急車で搬送された。優勝した申は会見で藤田を心配しながら、「一人じゃなく一緒に頑張りたいと思いました」などと振り返った。

POを戦い互いに称え合う申ジエと藤田さいき(右)【写真:Getty Images】
POを戦い互いに称え合う申ジエと藤田さいき(右)【写真:Getty Images】

ワールドレディスサロンパス杯最終日

 国内女子ゴルフのメジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯最終日が11日、茨城GC東C(6675ヤード、パー72)で開催され、首位で出た藤田さいき(JBS)が2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの75で回り、通算7アンダー。首位で並んだ申ジエ(スリーボンド)とのプレーオフ(PO)に敗れて優勝を逃した。試合後はグッタリし、関係者に背負われて退場。その後、救急車で搬送された。優勝した申は会見で藤田を心配しながら、「一人じゃなく一緒に頑張りたいと思いました」などと振り返った。

 優勝会見で申は、冒頭から藤田のことを話した。

「一緒に回った藤田さんは体調が悪い中で頑張っていたから、私も『今日は一人じゃなく、一緒に頑張りたい』と思って、藤田さんに勇気をもらいながらプレーしていました」

 2打のビハインドでスタートしながら、藤田が2番でボギー、3番でダブルボギーを打ったことで逆に1打リード。その後はマッチレースとなり、自身が14番をボギーにして追いつかれた。

「ずっと藤田さんを意識していましたが、自分が本番の18ホールでバーディーがなかったのが悔しかったです」

 普段から、同世代の藤田とは仲が良く「いつも『一緒に頑張りましょう』と言っています。明るい人ですし、藤田さんと一緒に回ることは好きです」と言ったが、激戦だったことで最後のハグまで言葉を交わすことはなかった。

 その上で、戦い抜いた藤田を思って言った。

「体調が良くないけど、メジャーで勝ちたい思いは本当に分かります」

 POは申が制したが、ともに気力あふれるプレーを披露。勝負が決着後、ギャラリーからは両者への拍手が鳴り響いた。

(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)



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