POで敗れた39歳藤田さいき、救急搬送 試合後に動けなくなり背負われて退場、一昨日に39度の高熱…体調戻らず、意識はある状態
国内女子ゴルフのメジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯最終日が11日、茨城GC東C(6675ヤード、パー72)で開催され、首位で出た藤田さいき(JBS)が2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの75で回り、通算7アンダー。首位で並んだ申ジエ(スリーボンド)とのプレーオフ(PO)に敗れ優勝を逃した。試合後はグッタリし、関係者に背負われて退場。救急車で搬送されたと大会が発表した。

ワールドレディスサロンパス杯
国内女子ゴルフのメジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯最終日が11日、茨城GC東C(6675ヤード、パー72)で開催され、首位で出た藤田さいき(JBS)が2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの75で回り、通算7アンダー。首位で並んだ申ジエ(スリーボンド)とのプレーオフ(PO)に敗れ優勝を逃した。試合後はグッタリし、関係者に背負われて退場。その後、救急車で搬送されたと大会側が発表した。
プレーオフ後、敗れた藤田さいきは青木瀬令奈に抱き着くも、そのまま動けなくなった。その後、関係者に背負われて退場した。
大会前からの体調不良で、第2日終了後に39度の発熱。心配した夫でマネジャーの和晃さんが都内まで薬を取りに行き、熱は37.5度まで下がった。ただ、主治医からは棄権を勧められていた。
この日も体調は戻らず、せき込みながらのラウンド。16番では嘔吐しそうになり、座り込むシーンもあった。本規18ホールを終えた後は、クラブハウス内でドクターに診断を受け、プレーオフのティーオフに向かっていた。
和晃さんはラウンド前、「体調は戻りませんでした。来週の試合は欠場の手続きを取りました。肺炎の疑いがあります」と話していた。
抱き着かれた青木は涙を流しながら、関係者に「早く車いすかカートを用意してください」と訴え、蛭田みな美、阿部未悠らも心配そうに藤田を見つめていた。
大会側は藤田が救急車で近隣の病院に搬送されたと発表。意識はあるという。
JLPGA関係者は「選手がプレーオフ後に倒れた例は聞いたことがありません。大事に至らないことを祈ります」と話していた。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)