女子ゴルフに韓国の新注目株 愛称「キューティフル」25歳、日本の広告関係者も熱視線「今は12、13社」初参戦で人気獲得
ゴルフの国内女子メジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯最終日が11日、茨城GC東C(6675ヤード、パー72)で行われた。日本ツアー(JLPGA)初参戦で20位スタートのパク・ヒョンギョン(韓国)は3バーディー、1ボギーの70で回って通算2アンダーの8位でフィニッシュした。韓国ツアー7勝、「キューティフル」の愛称で親しまれる25歳は、その愛らしさに加えて優れたプレーを4日間披露し、この日も多くのギャラリーを引き連れた。

ワールドレディスサロンパス杯、25歳パク・ヒョンギョンが8位フィニッシュ
ゴルフの国内女子メジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯最終日が11日、茨城GC東C(6675ヤード、パー72)で行われた。日本ツアー(JLPGA)初参戦で20位スタートのパク・ヒョンギョン(韓国)は3バーディー、1ボギーの70で回って通算2アンダーの8位でフィニッシュした。韓国ツアー7勝、「キューティフル」の愛称で親しまれる25歳は、その愛らしさに加えて優れたプレーを4日間披露し、この日も多くのギャラリーを引き連れた。
最終18番パー5。ヒョンギョンは残り240ヤードから3番ウッドを強振し、2オンに成功した。「あれは、パーフェクトショットでした」。残り12メートルのイーグルパットを30センチに寄せて、タップインでバーディー。ギャラリーから拍手と声援に笑顔で応え、ホールアウトした。
取材陣に囲まれると、「アンダーパーで終えられて良かったです。この機運を韓国に持って帰って活躍したいです」とコメント。日本ツアー初参戦については「ギャラリーの文化、コースコンディションが素晴らしいです。そして、たくさんのギャラリーが付いてくれたことが本当にうれしかったです」と振り返った。
コースで映える黄色のウェアには、メルセデスベンツ、パーリーゲイツをはじめ、さまざまなワッペン。「何社と契約していますか」と問うと、「ワッペンを出していない企業とも契約しているので、12、13社になります」と答えた。国内ではルーキーの青木香奈子がデビュー前に9社と契約して話題になったが、ヒョンギョンはそれを上回っている。
愛らしさ、明るさで韓国では「キュート」と「ビューティフル」を合わせた造語の「キューティフル」の愛称で親しまれている。そして、韓国ツアー7勝、昨季は賞金、ポイントランキング2位の実力も兼ね備え、今大会には、昨年12月31日時点で世界ランキング50位内(44位)の資格で出場。9月のメジャー戦・ソニー日本女子プロ選手権も「アジア枠」を設定していることから、「資格があるならぜひ、出場したいです」と目を輝かせた。
ただ、シーズンを通しての日本ツアー参戦については「韓国での目標、年間ランキング1位を果たしてからにしたいです」と話すにとどめた。
その姿は2023年に日本ツアーから退いたイ・ボミ(韓国)をイメージさせる。日本の広告関係者も注目するヒョンギョン。今後の動向から目が離せない。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)