敵地マーリンズ戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は7日（日本時間8日）、敵地マーリンズ戦に「1番・DH」で出場。2打数1安打2得点、3つの四球も含め4度出塁し、10-1で大勝したチームに貢献した。試合中に、キム・ヘソンとのやり取りが中継されると、米レポーターは「どれほどの敬意を示しているかがうかがえました」と伝えている。

　7-0とリードした9回1死。米カリフォルニア州地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」はベンチの様子を中継。立っているヘソンが大谷に対し、お辞儀をしながら『どうぞ』と席を譲るような仕草を見せている。

　直後、同局のレポーターのキルステン・ワトソンさんが状況を説明。「ショウヘイとヨシノブが彼に話しかけに歩いて行ったら、ヘソンはすぐにベンチから立ち上がってショウヘイに席を譲ったのです。ショウヘイは大丈夫、大丈夫、という感じでした。ヘソンは明らかに、ショウヘイが座るまで座れないよ、という風でした」と先輩に気を使っていたようだ。

　さらに、ワトソンさんは「どれほどの敬意を示しているかがうかがえましたね」とヘソンの行動に驚いた様子だった。ヘソンは5日（同6日）の同カードでメジャー初スタメン、初安打をマーク。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」によると、試合後には、「まだ慣れていない。ビッグスターですから」と大谷に対して恐縮。「いつも声をかけてくれる。だからこそ、適応しやすい」と感謝していた。