アジアチャンピオンズリーグ・エリート準々決勝

　サッカーのアジアチャンピオンズリーグエリート（ACLE）準々決勝が現地25、26日にセントラル開催のサウジアラビアで行われ、横浜F・マリノスはアル・ナスル（サウジアラビア）に1-4で敗れて敗退した。一方、川崎フロンターレはアル・サッド（カタール）に延長戦の末、3-2で競り勝って初の準決勝進出。クラブ公式は帰国の途に就いた横浜FMから支援物資の提供を受けたことを報告。中東の地での絆に感謝している。

　強力な支援だ。これまで日本代表の食事を支え、今回は横浜FMのシェフとして同行していた西芳照さんは自身のXで「使わなかった食材は川崎さんへ」といった文面や「#食材のバトン」などのハッシュタグを添えて、食材を川崎に提供したことを報告。大量の米袋の写真を公開していた。これを受けて川崎のクラブ公式Xは「ご好意で使用しなかった食材を譲っていただきました。西シェフ、そして横浜F・マリノスさん、ありがとうございます！！」と感謝の投稿を行った。

　中東の地で示された日本勢同士の絆には、ファンも感激。「マリノスの分まで頑張ってください」「たくさん食って次も勝ってください」といったマリノスサポーターからの激励や「みんなの気持ちを力に変えて東アジアの意地を見せてほしいと思います」「ライバルチームでもこうやってサポートをし合えるのは素晴らしいと思います！　お米が神奈川県産米というのも地元リスペクトで素晴らしいですね！」「Jリーグのこういうところ大好き」といった反響が寄せられている。

　川崎は30日（日本時間5月1日）に行われる準決勝で、横浜FMを破ったアル・ヒラルと対戦する。