鍵山らがスケート教室

　フィギュアスケートの国別対抗戦は19日、東京体育館で3日目が行われる。この日は公式練習の前に、都内の小学生を対象したスケート教室が開かれた。鍵山優真（オリエンタルバイオ・中京大）、吉田唄菜（木下アカデミー）のほか、ジェイソン・ブラウン（米国）やダニエル・グラスル（イタリア）ら各国の名スケーターが直接指導。リンク上に笑顔が広がった。

　レベル別に4つのグループに分かれて実施。鍵山、吉田らは初心者と手を繋いで滑ったり、経験者には実際にスピンやスケーティングの技術を伝えていた。ブラウンは「ウデ、マエ！」など堪能な日本語を駆使して指導。「ダイジョウブ」「サイコー！」など盛り上げていた。

　最後は記念撮影のあと、ブラウンが代表して日本語でメッセージ。「皆さん、来てくれてアリガトウ。スケート、難しいデスネ。いつも応援しています。頑張ってください」とエールを送った。

　東京都の都民還元事業の一環として行われた教室。グラスルからジャンプを教わった小学4年生の早坂杏さんは「凄く楽しかったです。（夢は）世界選手権に出たい」と嬉しそうだった。