山本由伸は今季3勝目

　米大リーグ・ドジャースは18日（日本時間19日）、敵地レンジャーズ戦で3-0の勝利を収めた。先発した山本由伸投手は今季最長7回で102球を投げ、5安打10奪三振、無四球無失点の好投で今季3勝目。防御率0.93とした。空振り不可避の一球には米ファンも「これは何だ…？」と愕然としている。

　鋭く曲がり、強打者に膝をつかせた。1-0の初回1死走者なし。山本はメジャー通算204本塁打の左打者コリー・シーガーと対峙した。ストライクゾーンから鋭く落ちるカーブで空振り。スイングで左膝が地面につきかけるほど体勢を崩させ、斬って取った。

　一連の動画を米投球分析家ロブ・フリードマン氏がXに公開。「ヨシノブ・ヤマモトの邪悪な77マイル（約124キロ）のカーブ」と紹介した。米ファンは「今季の中で、最もエグい球の一つだ」「CY賞だ」「過小評価されている球だよ」「ヨシノブはどんどん良くなっているな」「これは何だ…？」と困惑している。

　3年連続30発を放った強打者シーガー。山本は3回に左翼へ二塁打を浴びたが、後続を抑えるなど圧倒的な投球で今季3勝目を手にした。大谷翔平投手は真美子夫人の第一子出産に備え「父親リスト」入り。今季初めて欠場した。