恒例マスターズ夕食会の内幕を公開

　米男子ゴルフの祭典・マスターズが現地時間10日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタナショナルGCで開幕する。8日（日本時間9日）には、歴代優勝者が集う恒例の夕食会「チャンピオンズ・ディナー」も開催された。米紙は参加者の声を公開し、激辛チリが提供されたことを明かした。

　前年王者がホスト役を務め、メニューも考案する夕食会。米専門誌「ゴルフウィーク」は、「マスターズ・チャンピオンズ・ディナーに再びスコッティ・シェフラーのあっと驚く逸品が炸裂『大規模火災だ』」という見出しで記事を掲載した。

　シェフラーは、2023年の同ディナーでもトルティーヤスープを提供し、その辛さが不興を買った。記事は「火曜日の夜、テーブルに再び驚きの逸品が運ばれた。今度はテキサス風チリだった」と報じ、「まるで大規模火災だったよ」「消火のために消防署に電話しなきゃならなかった」と1979年の覇者・73歳ファジー・ゼラーが笑いながら語ったと紹介した。

　また記事によると、夕食会にはタイガー・ウッズ、ビジェイ・シン、サンディ・ライルの3人が欠席。「マスターズ・クラブで全員が揃わなかったのは26年連続。1952年に始まって以来、すべての優勝者が一堂に会したのは、1965年、1967年、1999年のたった3度しかない」と報じている。

　タイガーの欠席については、「『ジャケットを片付けているときに、みんなが“タイガーはまだ足に体重をかけられない”って言ってたよ』とチャールズ・クーディがウッズのアキレス腱のケガについて語った。『彼らの話では、あの階段を登るには、まだ足に十分体重をかけられないようだ』」と、参加者の談話を紹介していた。