レンジャーズ戦で話題に

　米大リーグ・カブスの鈴木誠也外野手は9日（日本時間10日）、本拠地レンジャーズ戦に「3番・DH」でスタメン出場し、4打数2安打1打点。3試合連続マルチ安打をマークしたもののチームは2-6で敗れた。そんな鈴木の背後に、仲睦まじいカップルが映り込んで地元放送局でも話題になったが、試合後に2人の秘密が明らかになった。

　ヘルメットを被り、バットを構えた鈴木の背後。観客席にいた男女が微笑ましい光景を生み出していた。女性がホットドッグの端を咥えると、隣の男性に差し出す。一瞬ためらった男性も観念したかのように反対側からかぶりついていた。

　米イリノイ州地元局「マーキースポーツ・ネットワーク」の試合後番組でも話題になり、解説のライアン・スウィーニー氏が「彼は一瞬躊躇していたよね」と男性の様子に注目。ホストのコール・ライト氏は、「良い画で、この写真をクリスマスカードとして送ることもできるでしょう。でも、男友達にはこれからしばらくイジられるでしょうね」と続け、スウィーニー氏を笑わせた。

　イチャイチャぶりが話題になったカップルは試合後、同州地元ラジオ局「670ザ・スコア」の番組「スピーゲル＆ホームズ」に2人で出演。番組ホストたちに対して、意外な事実を明かしていた。

　番組司会のローレンス・ホームズ氏に「君たちは知り合いじゃなかったのか？」と聞かれると「知り合いじゃなかったわ」とまさかの初対面だったことを告白。男性は「僕がホットドッグを3個食べたと言ったら、彼女は4個食べたって言うんだ。僕は『もう1個は食べられない、半分なら大丈夫かもしれないけど』って言ったわけ」と経緯を説明していた。

　これに同じく司会のマット・スピーゲル氏は「それは最高じゃないか」と反応。ホームズ氏も「ホットドッグで仲良くなるなんていいね」とコメントした。ただスピーゲル氏は「お互いのことは全く知らなかったの？　我々は完全に愛し合っている2人だと思っていたんだけど」と半信半疑の様子だった。

　男性は「そりゃあ、完全な他人同士がホットドッグをシェアしていたら、親友じゃないとは思えないよね」と反応。女性も「正直、こんなに話題になるとは思っていなかったの」と予想外の反響に驚きつつ、「家にいる私のボーイフレンドはカンカンでしょうね」と、実は他に恋人がいることも明かした。恋人の心中を察したホームズ氏は「きっとその通りだと思うよ」とコメント。女性は「ただのフレンドリーなホットドッグの分け合いよ」と“釈明”していた。