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井上尚弥に敗戦フルトンが世界王座返り咲き!「いい気分だ」 王者撃破で2階級制覇、見せ場なく客席はブーイング

ボクシングのWBC世界フェザー級タイトルマッチ12回戦が1日(日本時間2日)、米ネバダ州ラスベガスで行われ、同級2位スティーブン・フルトンが王者ブランドン・フィゲロア(ともに米国)に3-0で判定勝ち(116-112×2、117-111)した。2023年7月に井上尚弥(大橋)に敗れて以来の世界戦。2階級制覇で世界王座返り咲きを果たした。戦績は30歳のフルトンが23勝(8KO)1敗、2度目の防衛戦だった28歳のフィゲロアが25勝(19KO)2敗1分。

世界王座返り咲いたスティーブン・フルトン(左)【写真:Getty Images】
世界王座返り咲いたスティーブン・フルトン(左)【写真:Getty Images】

WBC世界フェザー級タイトルマッチ

 ボクシングのWBC世界フェザー級タイトルマッチ12回戦が1日(日本時間2日)、米ネバダ州ラスベガスで行われ、同級2位スティーブン・フルトンが王者ブランドン・フィゲロア(ともに米国)に3-0で判定勝ち(116-112×2、117-111)した。2023年7月に井上尚弥(大橋)に敗れて以来の世界戦。2階級制覇で世界王座返り咲きを果たした。戦績は30歳のフルトンが23勝(8KO)1敗、2度目の防衛戦だった28歳のフィゲロアが25勝(19KO)2敗1分。

 序盤から激しく拳が交錯した。前に出るフィゲロアに対し、フルトンが冷静にさばく展開。体を寄せられる場面が目立ったが、アッパー、フックなどを当ててポイントを奪った。パンチの着弾数でも圧倒したまま終盤へ。見せ場が少なく客席からブーイングも響いたが、頭をつけてくる王者にパンチを返し続けた。

 リング上では「応援してくれたみんな、ありがとう。いい気分だ。また王者になれた」と喜び。フィゲロアについて「彼は階級を上げて前よりスローダウンした。パワーは前と同じだった」と説明し、今後について「この喜びを感じていたい。その後のことはまた考えたい。フィゲロアに感謝している」と話すに留めた。

 フルトンは2021年11月にWBC&WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦でフィゲロアと対戦。WBO王者のフルトンがWBC王者フィゲロアに2-0で判定勝ちし、王座を統一した。しかし、23年7月に井上に8回TKO負けで王座陥落。昨年9月の再起戦で勝利を収め、再起後2戦目で世界王座返り咲きを狙っていた。

 井上は1月24日にスーパーバンタム級の4団体防衛に成功。今年は同級で2試合した後、年末にWBA世界フェザー級王者ニック・ボール(英国)に挑戦し、スーパーバンタム級に戻すプランを明かしていた。いよいよフェザー級で戦う可能性が本格的に浮上したため、この日の試合結果も注目されていた。

(THE ANSWER編集部)

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