「スポーツ界の名珍場面総集編」―11月のATPファイナルズ開幕前に大反響

　2018年も、もう残り僅か。様々な競技で盛り上がりを見せたスポーツ界を連日、振り返る「名珍場面2018」。今回は11月にテニスの錦織圭（日清食品）が出場した「Nitto ATPファイナルズ」。2年ぶり出場となった夢舞台で大会前に話題を呼んだのは“庶民派移動”だ。テニス界のトップ選手8人がロンドン地下鉄に乗車したレアなシーンをツアー関係者が画像付きで公開し、大反響となった。

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　錦織の復活の1年を印象づけるようなシーンだった。年間、数十億円クラスを稼ぐテニス界のトップ選手8人がロンドンの地下鉄に揃って乗車する。なんとも庶民的な1枚を公開したのは、ATPツアーでイベントディレクターを務めるアダム・ホッグ氏だった。自身のツイッターでレアな1枚を披露した。

　雑然とした車内。その中にスーツ姿でビシッと決めた8人の男たちが陣取っている。フェデラーとジョコビッチが手前の両サイドに立ち、黄色い握り棒を掴んで立っている。さらに、座席にはちょっとしかめたような顔でカメラ目線を決める錦織らがアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）と向かい合う形で座り、奥には関係者らも立ち、1枚のフレームに納まっている。

　大会に先駆けて行われたメディアデーの一環として撮られたギャップ溢れる集合写真。ホッグ氏は「いつもの金曜日の夜から一転…」とつづり、画像を公開すると、普段はめったに見られないシーンを目の当たりにした海外ファンも大喜びだ。