大谷翔平、三重殺検証中も諦めず打席へ 土をならし打つ気満々…「回らず本当に残念」監督無念
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、本拠地パドレス戦に「1番・DH」で出場し、3打数1安打1四球だった。逆転機だった2-4の9回無死一、二塁でトリプルプレーに終わり、2-4で敗戦。プレー成立が濃厚だったが、場内ではリプレー検証が行われた。記者席からグラウンドを見下ろすと、この間も大谷は判定が覆ることを信じ、打席に立っていた。
大谷がパドレス戦に「1番・DH」で先発
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、本拠地パドレス戦に「1番・DH」で出場し、3打数1安打1四球だった。逆転機だった2-4の9回無死一、二塁でトリプルプレーに終わり、2-4で敗戦。プレー成立が濃厚だったが、場内ではリプレー検証が行われた。バックネット後方の記者席からグラウンドを見下ろすと、この間も大谷は判定が覆ることを信じ、打席に立っていた。
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1-4の9回、ドジャースは3連打で1点を返し、なおも無死一、二塁のチャンス。次に大谷が控える中、9番ロハスの打球は三塁マチャドの正面をついた。三塁ベースを踏み、二塁に転送。一塁もアウトとなり、まさかのトリプルプレーで試合終了となった。大谷は信じられない様子で唖然。固まったまま、喜ぶライバルたちを見守っていた。
プレー成立が濃厚だったが、直後にリプレー検証が行われた。すると、大谷はゆっくりと打席へ。ドジャースファンは続々と帰路につく状況。大型モニターでも映像が流れる中、大谷だけは足で打席内の土をならし、判定が覆った時に備えていた。だが、アウトのコールで試合終了。ベンチへしぶしぶ引き揚げた。
試合後に会見したデーブ・ロバーツ監督は「ショウヘイに打席が回ってこない可能性は1%もなかった。不幸にも、その小さなパーセンテージが来てしまった」と嘆き節。「ショッキングだった。1年でどれだけトリプルプレーが起こるか。ショウヘイに打席が回らなかったのは本当に残念だった」と無念を口にした。
大事な首位攻防戦の初戦を落としたドジャース。2位パドレスとのゲーム差は2に縮まった。同率で並んだ場合は直接対決の戦績で決まるため、勝ち越しが決まっているパドレスは3連勝で首位に立つ。劇的な勝利を収めたパドレスはポストシーズン進出を決めた。
(THE ANSWER編集部)