大谷VSジャッジは「論外」 “2位”にも大谷を挙げない米記者の根拠「してないことを無視できない」
ドジャースの大谷翔平投手か、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手か? 米大リーグのMVPがナ・リーグとア・リーグに分かれていなかった場合のMVP論争を妄想した米司会者に対し、敏腕記者が異論を唱えている。「議論にすらならない」とし、大谷は2位にも入らないと主張。ジャッジに次ぐ存在として、24歳の万能選手を挙げている。
米敏腕記者が大谷より上に推挙した選手とは
ドジャースの大谷翔平投手か、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手か? 米大リーグのMVPがナ・リーグとア・リーグに分かれていなかった場合のMVP論争を妄想した米司会者に対し、敏腕記者が異論を唱えている。「議論にすらならない」とし、大谷は2位にも入らないと主張。ジャッジに次ぐ存在として、24歳の万能選手を挙げている。
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米国のストリーミングサービス「Rokuチャンネル」の番組「ザ・リッチ・エイゼン・ショー」に出演したのは米スポーツ専門局「ESPN」の敏腕記者ジェフ・パッサン氏。司会のリッチ・エイゼン氏がリーグごとではなくMLB全体でMVPを決めるとすれば……と仮定し、「明らかにジャッジかオオタニか」の2択だと口にすると、パッサン記者は「本当にそうか?」と割って入った。
控えレベルの選手の出場時と比較してどれだけチームの勝利を増やしたかを表すセイバーメトリクスの指標「WAR」では、両リーグトップの51本塁打、OPS1.151のジャッジが大谷より約2.5ポイント高いと指摘。「議論にすらならない」と“ジャッジ圧勝”を主張した。さらに「オオタニよりもウィットを上にするよ」とロイヤルズの24歳ボビー・ウィットJr.内野手が2位に入ると持論を展開した。
ウィットJr.は今季、全選手の中で最多の143試合に出場。DHで出場した1試合を除き、全て遊撃の守備に就いている。打率.336、118得点、191安打は両リーグトップ。30本塁打28盗塁と「30-30」も目前で、OPS.994も大谷の.986を上回るメジャー3位だ。米データサイト「ファングラフス」算出のWARはジャッジと並ぶ9.6をマークし、大谷の6.8に大差をつけている。