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優等生に変貌ネリの拭えない違和感とその思惑 井上尚弥陣営も驚く別人の“謝罪会見”一部始終

井上陣営はルール遵守に厳正対処、体重超過なら「絶対に試合しません」

 会場には山中氏も訪れていた。会見後に互いに歩み寄り、ネリは「今回は絶対に間違わない。申し訳なかった。俺の間違いでキャリアを終わらせてしまって申し訳ない」と、またも最初に謝罪。「凄く神経を使っています」と体重管理の徹底ぶりを明かし、カメラマンの要望に応じる形で2人は握手した。その後も日本メディアの取材に応じようと立ち止まったが、関係者に打ち切られた。


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 井上戦は破格のファイトマネーが手に入る。勝てば一気に4団体のベルトを奪える大チャンスだ。ネリだって何としても試合を成立させたいのは間違いない。優等生すぎる様子には、井上陣営の大橋秀行会長も「反省していましたね」と驚いていた。

 ただし、再びルール違反の懸念はあり、事前計量(30日前、15日前、7日前)とVADAの抜き打ちドーピング検査も義務付け。違反した場合は「(試合を)絶対にやりません。報酬も払わない」と厳格な姿勢を貫いた。前日計量のリミットは55.3キロ。ネリは試合2か月前の現時点で60.00キロと順調だという。

 試合当日は日本のファンからブーイングも予想される。ネリは「日本の皆様が何を考えているかあまり考えず、集中させていただきたい」とお願い。ショーン・ギボンズマネージャーも「(体重管理など)厳しいチェックをしている。本人も大変反省している。この試合を無碍にしないよう彼も頑張っているので、応援よろしくお願いします」と求めた。

 井上も「今回の試合は自分対ネリ。先ほどもネリが挨拶で言っていたけど、反省しているとのこと。過去の因縁は持ち込まない」と強調した。ネリは本当に改心したのか。外野は信じることしかできない。

○…Amazon プライム・ビデオにて「Prime Video presents Live Boxing」の第8弾として独占生配信される。井上―ネリ戦のほか、井上の弟のWBA世界バンタム級王者・拓真(大橋)が同級1位・石田匠(井岡)と2度目の防衛戦を行う。WBA世界フライ級王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が同級3位・桑原拓(大橋)と初防衛戦。元K-1王者・武居由樹(大橋)がWBO世界バンタム級王者ジェイソン・マロニーに世界初挑戦する。同じ興行で世界戦4試合は国内最多3試合を超える規模となる。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)





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