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ラドクリフ、記録白紙化に法的措置も 世界記録保持者と共闘「歴史は消し去れない」

エドワーズ不服「記録はいつか破られる。ただ、スポーツ界の関係者によってとは…」

 今回の問題は法廷に持ち込まれるのか尋ねられたラドクリフは「そうはならないことを願ってます。関係する団体が私たちの意見に耳を傾け、仕事をしていくことがクリーンなアスリート達を守ることに繋がります」と語り、エドワーズは「自分の記録はいつの日か破られるものだと思っていた。ただ、それがスポーツ界の関係者たちによってとは考えていなかった」と話したといい、不服な思いを明かしている。

 また、60メートルハードル室内世界記録保持者のコリン・ジャクソン(英国)は「彼らが言っているのは、2005年以前に大多数の選手が残した活躍は信用できないということだ。歴史を消し去るなんてことはできない」と語ったといい、2005年を区切りとして疑念を持たれることに憤りを感じているようだ。

 この問題に取り組む欧州連盟のピアース・オキャラハン氏は、IAAFのセバスチャン・コー会長も取り組みを支援していることを明らかにしたといい、コー会長自身も1000メートルのヨーロッパ記録などを失うことになると、記事では伝えられている。

 オキャラハン氏は「しかし、彼はスポーツ界における『もっと大きな絵』を見ているのです。個人よりもスポーツ界全体を見渡す必要がある。IAAFが手助けをしてくれれば、早ければ今年の終わり頃には実現するでしょう」と語ったといい、自らの記録を失ってでも提案を実現しようとするコー会長とともに年内決着を目指していく。

 世界記録保持者たちに衝撃を与えた「記録白紙化」は、どのような形で決着を迎えるのだろうか。



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