カーボベルデを下した直後、男泣きの渡邊に歩み寄った河村は…

　バスケットボール男子日本代表は2日、沖縄で行われているワールドカップの順位決定戦でカーボベルデを80-71で下し、48年ぶりとなる自力での五輪出場を決めた。試合終了直後、チームを支えた渡邊雄太へ河村勇輝が見せた気遣いに、ファンから感動の声が上がっている。

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　試合終了直前、河村は誰かを手招きするようなしぐさを見せていた。そしてブザーが鳴ると、コートは歓喜に包まれた。その一角で涙を流し、顔も上げられないほどに喜ぶ渡邊へ真っ先に駆け寄ったのは河村だ。そのままウイニングボールを渡し、サッとその場を離れた。なんとも粋なふるまいだった。

　X（旧ツイッター）上には、この行動に感激した様子のファンからコメントが書き込まれた。

「カッコいい」
「河村勇輝…そりゃ誰も敵わねーわ」
「男前過ぎて惚れてまうやろぉ」
「渡邊選手が今回の1番の立役者っていうことを分かっていて、真っ先にウィニングボールを渡しに行く人間性よ」
「勝利が確定する瞬間にボールを持っててもらいたかったんだね」
「河村くんは人生何回目なんだろう」
「泣かせるやろ」
「全ての人類のお手本がここにおる」

　渡邊は今大会で初戦後、空席が目立ったスタンドに苦言を呈するなど言葉とプレーで代表を鼓舞してきた。チームの大黒柱を称える河村の行動に、賛同の声は止まなかった。