那須川天心のボクサー2戦目を正式発表、9.18メキシコホープと8回戦

　ボクシングの日本スーパーバンタム級7位・那須川天心（帝拳）が19日、都内で会見し、ボクシング転向2戦目として9月18日に東京・有明アリーナでファン・フローレス（メキシコ）と対戦することを発表した。試合はスーパーバンタム級ノンタイトル8回戦。相手は9勝（7KO）無敗。デビュー2戦目としては実力者となり、陣営の本田明彦会長は「伸びないと勝てない」とマッチメークの意図を説明した。Amazon プライム・ビデオで生配信される。

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　相手のフローレスは23歳の有望株。2019年6月のデビューから今年6月30日のスーパーバンタム級8回戦までに9戦全勝（7KO）した右のボクサーファイターだ。すでに8回戦を2度経験し、左右のフックを武器に77.8％の高いKO率を誇る。

　那須川は「メキシカンは結構厄介なイメージ。タイやフィリピンの選手だと“かませ”に見られるイメージがある。だったら、しっかりしたメキシコの今後期待できる選手とやるということになった。（会長には）『強い奴を当てる』と言われました。勝って期待を超えたい」と歓迎した。最大6ラウンド（6回戦）で戦うB級デビュー。本来なら数試合してA級（8回戦）昇格になるが、2戦目にして8回戦が認められた。

　ボクシング転向前は格闘技戦績47戦全勝（キックボクシングは42戦）を誇るとはいえ、ボクシングはまだ2戦目。本田会長によると、相手を決める段階では勝利の確証がないレベルの実力者を選ぶという。今回はボクシングが盛んなメキシコの大手プロモート会社「ザンファー・プロモーション」のホープになった。

「今の天心から伸びないと勝てない相手です。それが当たり前ですし、本人も望んでいます。良い相手ですよ。それなりの相手じゃないと（ファンから）叩かれますし、本人も嫌でしょう。（相手陣営に）何人か候補を出してもらって、映像を見た上で一番いい選手を選びました」