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「こいつ舐めてる」 ニヤニヤ無礼な相手に怒り、世界戦のボクサー重岡銀次朗「腹が立った」

ボクシングのダブル世界戦(16日、東京・代々木第二体育館)の予備検診が14日、都内で行われ、全選手とも異常なしと診断された。IBF世界ミニマム級暫定王座決定戦に臨む同級4位・重岡銀次朗(ワタナベ)は身長153.5センチ、リーチ154.0センチ、首周り37.0センチ、胸囲86.5センチ。相手の同級3位レネ・マーク・クアルト(フィリピン)は身長156.0センチ、リーチ156.8センチ、首周り36.0センチ、胸囲88.0センチだった。

ダブル世界戦の予備検診をパスした重岡銀次朗(右)と兄の優大【写真:浜田洋平】
ダブル世界戦の予備検診をパスした重岡銀次朗(右)と兄の優大【写真:浜田洋平】

4.16ダブル世界戦

 ボクシングのダブル世界戦(16日、東京・代々木第二体育館)の予備検診が14日、都内で行われ、全選手とも異常なしと診断された。IBF世界ミニマム級暫定王座決定戦に臨む同級4位・重岡銀次朗(ワタナベ)は身長153.5センチ、リーチ154.0センチ、首周り37.0センチ、胸囲86.5センチ。相手の同級3位レネ・マーク・クアルト(フィリピン)は身長156.0センチ、リーチ156.8センチ、首周り36.0センチ、胸囲88.0センチだった。


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 重岡は初対面の相手にイラついた。写真撮影の間などもニヤニヤするクアルト。重岡は検診後に取材に応じ「ちょっと舐めてますね、こいつ。顔を見たらわかる。腹が立った。火がついたっすね」と怒りを露わにした。

 興行は元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏がプロデュースするボクシングイベント「3150FIGHT Vol5」として行われる。メインイベントでは、銀次朗の兄・優大(ワタナベ)も世界戦に臨む。優大はWBC世界ミニマム級王座に世界初挑戦する予定だったが、王者パンヤ・プラダブシー(タイ)がインフルエンザに感染。中止となり、急きょ対戦相手が同級7位ウィルフレッド・メンデス(プエルトリコ)に変更され、暫定王座決定戦になった。

 この日は兄も予備検診。メンデスと対面したが、クアルトの無礼な態度に目が留まった。「メンデスよりクアルトを殴りたかった。態度がデカい。弟の相手なのでね。銀次朗の相手だからこそそう思った。自分もスイッチが一瞬で入った」と弟に同調。銀次朗は「舐めてかかってくれた方がやりがいがある。身長も変わらないのでめちゃくちゃやりやすそう」と前向きに切り替えた。

 銀次朗は1月にIBF王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)に世界初挑戦したが、3回に偶然のバッティングで王者が負傷。試合続行不可能となり、無効試合に終わった。劣勢だった王者が故意に負傷を狙う作戦に出たことが疑われた一戦。再戦を目指したが、バラダレスがIBFに左鼓膜穿孔(せんこう)の診断書を提出し、願いは叶わず、クアルトとの暫定王座決定戦になった。

 予備検診では、同級3位の優大は身長160.8センチ、リーチ158.7センチ、首周り36.0センチ、胸囲86.5センチ。メンデスは身長164.1センチ、リーチ163.0センチ、首周り33.5センチ、胸囲79.0センチだった。戦績は23歳の銀次朗が8勝(6KO)1無効試合、26歳のクアルトが21勝(12KO)3敗2分け。25歳の優大が6勝(4KO)、26歳のメンデスが18勝(6KO)2敗。

(THE ANSWER編集部)

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