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ジャッジ61号「信じられない名誉」 61年ぶりリーグ記録に感激「いろんな感情が湧いた」

米大リーグ・ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が28日(日本時間29日)、敵地ブルージェイズ戦の7回に61号2ランを放った。1961年にロジャー・マリスが打ち立てたリーグ記録に到達。試合後は「信じられないほど名誉なこと」と喜びの胸中を語った。

リーグ記録に並ぶ61号2ランを放ったアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】
リーグ記録に並ぶ61号2ランを放ったアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】

ロジャー・マリスのリーグ記録に61年ぶりに並ぶ

 米大リーグ・ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が28日(日本時間29日)、敵地ブルージェイズ戦の7回に61号2ランを放った。1961年にロジャー・マリスが打ち立てたリーグ記録に到達。試合後は「信じられないほど名誉なこと」と喜びの胸中を語った。


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 歴史的瞬間は3-3で迎えた7回。無死一塁の第4打席、粘ってフルカウントからの8球目、ジャッジは左腕メイザの速球を完璧にとらえた。打球はレフト方向へ一直線。フェンスの向こうにあるブルペンに着弾した。敵地にも関わらず、ファンは総立ちで大歓声。ダイヤモンドを一周したジャッジはベンチの前で出迎えたチームメート一人一人と抱擁し、歓喜を分かち合った。

 60号を放ってからは四球攻めもあり、8試合ぶりに飛び出したホームランが歴史的一発に。試合後、中継局のインタビューに応じたジャッジは、時折笑みを交えながら「信じられないほど名誉なこと」と胸中を語り、「願っていたよりも長くかかってしまって色んな感情が湧いてきた。2点を追加してギャレットに勝利をあげられた。とても特別だよ」と胸中を語った。

 ダイヤモンドを一周している最中の心境を問われると「フェンスを越えたのか最初は分からなかった」といい、本塁打の前に打席を一度外したことについては「スイングの感覚は良かったから、その瞬間を染み込ませてスイングを再現しようとしたんだ。上手くいったね」と話した。

 印象的だったのは、ベンチの前で出迎えたチームの祝福だ。これについて、ジャッジは「とてもクールだった」と感謝。「何が起きるか予想していなかったから。チームメートが毎日してきたことを自分は見ているし、自分は彼らのためにやっている。彼らとこの瞬間をともにし、勝利できたことは言葉で表現するのは難しいよ」と同僚たちを味わった瞬間に想いを明かした。

 この日は客席で母とマリスの息子も見守っていた。家族について問われると「信じられないものだよ。彼らは自分にとってのすべて。自分がここにいられるのも彼らがあってこそ。この瞬間を母と、ロジャー・マリスJr.とも共にできたことは本当に大きな意味がある」と語った。

(THE ANSWER編集部)




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