大谷翔平のMVP争い ジャッジ派を米識者が強烈“論破”「球宴以降のヤンキースは酷い」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、今季ベーブ・ルースも成し得なかった「年間10勝&30本塁打」を達成。二刀流で躍動を続けている。リーグ最多54本塁打を記録しているアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)との熾烈なMVP争いにも注目が集まる中、米アナリストは従来のジャッジ派の主張を強烈に“論破”している。
54本塁打のジャッジとのMVP争いが米国で話題に
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、今季ベーブ・ルースも成し得なかった「年間10勝&30本塁打」を達成。二刀流で躍動を続けている。リーグ最多54本塁打を記録しているアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)との熾烈なMVP争いにも注目が集まる中、米アナリストは従来のジャッジ派の主張を強烈に“論破”している。
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本塁打記録に迫るジャッジか、二刀流の歴史を切り開き続ける大谷か。米メディアや地元ファンが熱視線を注ぐ今季のア・リーグMVP争いだが、米紙「USAトゥデー」などで執筆するアナリスト、フランク・ピスカーニ氏はツイッターでジャッジ派に現実を突きつけている。
「ヤンキースの崩壊はMVPの議論と関連している。なぜなら、1か月前のジャッジのファン軍団は、ジャッジがより価値があるという論拠に、チームの歴史的ペースを挙げていた。ヤンキースはオールスター以降、エンゼルスより酷いのでこの議論を打ち消してしまった」
今季メジャーで70勝に一番乗りしたヤンキースだが、故障者や打撃陣の不振で球宴後に世紀の大失速。7月10日時点で15.5ゲーム差だったア・リーグ東地区2位レイズとのゲーム差は4.5まで縮んでしまった。球宴後の勝敗ではエンゼルスの後塵を拝することになってしまった。
チームの強さをMVP受賞の論拠に挙げていたジャッジ派に、ヤンキースの苦しい後半戦の現実を突きつけたピスカーニ氏は「ジャッジのチームメートは今やオオタニのチームメートより酷い。全力で地区優勝を明け渡そうとしているので、投票者は歴史的なシーズンを過ごしている選手と、もう1人の歴史的なシーズンを過ごしている選手の間で決めなければいけない」とも持論を展開した。
ロジャー・マリスのア・リーグ記録61本塁打にあと7本と迫るジャッジと、前人未踏の二刀流記録を打ち立て続ける大谷。ハイレベルな2人に関する米国でのMVP論争は続きそうだ。
(THE ANSWER編集部)